資格なしママの就活日記番外【時給500円でも・・の記事を読んで】


朝日新聞にこんな投書が載っていました。
「保育園落ちた 働きたいが…」
(お名前はこちらで伏せました)

私が連日書いている「資格なしママの就活日記」は
そもそも仕事が決まらないママのおはなし。
資格なしママの就活日記 ハローワークのマザーズコーナーにて衝撃のアドバイス

資格なしママの就活日記「子どもが熱が出たらどうしますか」

資格なしママの就活日記 ネットで見つけた最高のバイト…実は?

この投書は「仕事が決まったのに働けない」ママのお話。

この方は文の中でこう訴えています。
「時給500円でもいい。」と。

普通の仕事の時給が500円でも良いと言っているわけではなく
子ども連れで働いても良いのなら、時給500円でも良いと。
切実な胸が苦しくなるような想いです。

私も仕事が決まらない中で、様々な気持ちの波があります。

最初は「子育てしながらでも自分の好きな仕事がしたい」。
もちろん、これが理想です。
仕事を希望するママの誰もがそう思っているでしょう。

でも、面接にたどり着く前に何回も「子どもはどうするの?」と蹴られると
自分でもどんどん自信を失っていくのがわかります。

別に面接で自分自身を貶されているわけではないのに
社会にとって自分は必要のない人間なのかな、とさえ思えてきます。
新卒の就職活動ではもし落ちても「縁がなかったな!」と
思えたのですが、自分をアピールする前にドアが閉じられてしまうのですから。

ですのでこの方の気持ちはとても良くわかります。
子どもを連れて働けたら・・・ふと頭によぎります。
この投稿者の方もきっと絶望し、追い詰められて投稿したのでしょう。

一方で子ども連れで働くことがどんなに大変かも容易に想像できます。
それは母親だけでなく子どもにとってもです。

家の中でさえ自分の自由な時間がないのですから
そこに仕事の責任や時間的拘束が加わると考えると・・・
時給500円でその生活が続けられるとは思えません。
(特にこの投稿者のお子さんが2歳児なので、さらに大変でしょう)

私はこの記事
を書いたとき、実際にたくさんの子持ちのママがそのサイトで
働いているようでした。

最初は私と同じように
就活をして、または保育園を希望して叶わなかった女性たちもいるかもしれません。

ママと仕事の両立の辛さはたくさんありますが一番は
「実力を100パーセント発揮できないから、妥協し、自分を安く見積もる」
という事なのかなと思います。

誰だって最低賃金以下でどうぞ働かせてください、なんて思いません。
色々な状況に絶望し、自分の価値をとても低く設定してしまう事は
悲しい事です。

「何が何でも、どこでもいくらでも良いから働かせてほしい」
この気持ちがポジティブなものではなくネガティブなものだったら、
自分の価値を上げていくのは容易ではないでしょう。

一方でママワーカ―が急激に増えているので
「周りのママがみんな働いてるから、とにかく自分も働かなきゃ」と
思って焦ってしまう部分も少なからずあると思います。
(月1万8000円でも良いと書いているので、メインの生活費では
ないであろうと予想できます)

私は仕事が好きなので、まだボチボチと自分を嫌いにならない程度に
縁を探しますが、
もし生活に困窮していなければ思い切って仕事をしないという
選択も素晴らしいのではないかと思います。

働くにしても、働かないにしても自分の選択を最良の選択だと思えるように
もう少し時間をかけて家族と向き合いながら自分自身にもヒアリングして
いきたいと思います。

この投稿者の方も今は希望が見えず、苦しいと思いますが
ご家族とともに良い環境が整うと良いなと願わずにはいられません。

うちの子がガチャガチャで騒がなくなった理由

ce1e931170fc841711be10f758809eb7_sスーパーやモール、レストラン・・・
各所にあるガチャガチャトラップに困るママは多いのではないでしょうか?
家もガチャガチャをめぐる攻防は数え切れません。
そして私はNO!と言っていても後でこっそりパパに買ってもらっていたり・・・

ガチャガチャは
回して何がでるのかワクワクする瞬間が最も楽しく
出てきたキーホルダーや小さな小さなオモチャは
その後数日で興味がなくなっている・・・
なんてあるあるですよね。

一番困った時期はやはり2歳くらいでしょうか。
好きなキャラクターの絵と
回す楽しさを一度知ってしまってから
ガチャガチャの前で泣いて恥ずかしい思いをすることもありました。

我が家の子供(特に息子)がガチャガチャに騒がなくなったのは
入園してからです。
「お小遣い」をはじめてからです。
そして自分のお財布を持ってからです。

早く始める「お小遣い」には賛否両論あります。
特にお手伝いの対価として与える場合
「お手伝いはやってあたりまえ」という感覚がなくなるという人もいます。
でも我が家は早く導入して本当によかったと思っています。
少なくとも我が家では「お手伝い=お金」とはなっていません。

我が家では子どもたちに日常的にお手伝いをしてもらっています。
料理や掃除、洗濯ものを取り込み畳む、植物の世話・・・
自分たちがやりたい!というのでやってもらっています。
そういったときにはお小遣いはありません。
でも子どもたちはやりたくないけど、こちらはやってほしいという
タイミングで
お願いして
手伝ってくれた時には
10円、もしくは5円お小遣いを渡します。

5円は金色なので人気がありました(笑)

この小銭がお財布にたくさん貯まったとき
子どもたちは「お金持ちになった」「なんでも買える」と
思っていました。

実際には10円や5円で集まったのは200円~300円程度でした。
ある日「この貯まったお金でレゴの大きい箱を買いたい」というので
一緒にオモチャ屋さんに行き
税込みで300円で買えるものたちを教えていきました。
実際はほとんどありません。

「このガチャガチャなら1回できるよ」と教えたら
かなり驚いて
「このガチャガチャを1回やったらお財布空になるの!!??」と
当時年少だった上の子は
「今まで頑張った分、これでなくなるの嫌だからやめる」といい
また貯めることにしました。
下の子は「やるー♪」と意気揚々と1回だけ回しました。
すると出てきたのは
自分のほしくないキャラクターのオモチャでした。

それでも自分で買ったものなので大切にしていましたが、
空っぽになったお財布をみたらとても残念そうでした。
「頑張ってまた少しづつ貯めたらいいよ」と教えてあげて
こんな事を繰り返していきました。

子どもたちがわかってくれたこと
「お金をコツコツためるのは思っていたより大変」
「ガチャガチャは安くない」
「ガチャガチャは大切なお金で自分の好きなものを出るとは限らない」
という事です。

最初のうちは失敗もしましたが
だんだんとわかってきたようです。
最近では
「ガチャガチャでほしいものを狙って300円使うより
 600円くらいで自分で最初から選べるものを買った方がいい」と
言っていて
なかなか堅実だな~と面白く思いました。
ガチャガチャ以外にもお小遣いをはじめてから様々な成長がありました。
それについてはまた改めて書きたいと思います。

自分で稼いだお小遣いでガチャガチャをやることになってから、
もうガチャガチャは素通りします。
気にはなるようです。

でもパパは別です・・・。
パパと買い物に行くとガチャガチャをやらせてもらうときがあります。
そんな時は、いままでより大切にして
今までより喜ぶようになりました。

 

 

【本日バレンタイン】パートナーへ「好き」ってうまく言う方法

突然ですが、先日何年ぶりかに夫以外の男性に
声をかけられたんです。
その後勧誘が始まるのかもしれませんが、
ナンパ術から思うことがありました。


みなさんはパートナーに「好き」って言いますか?
「ありがとう」はたくさん言えても
「好き」はなかなか言えない人って多いのではないでしょうか?

言う必要ない、
言わなくてもわかってる。

もちろんそうなんですが、
じゃあ逆に
言われたらどうですか?
ちょっとうれしくなりませんか?

私は言いたい人なので
それはもうしょっちゅう言葉でもLINEでも言うのですが
もし言いにくい人がいたらサラッと、でも相手の心に残るように言うコツ
があります。


ナンパの話に戻ります。
最近はナンパ師が流行しているのでたぶんそういう類か商売や勧誘なのかな
と思いますが、ナンパ師やマルチセールスは成功率を稼ぐために
心理学や交渉術をきちんと(人によってはスクールに通って!)
学んでるんですね。

それで、その人の声のかけかたが
「ねえ、君お茶しない?」じゃ無いんです。

「電車で本を読んでいる横顔がとても素敵で、声をかけました。」
「今映画がはじまるのを待っているので、15分だけご一緒しませんか」

もちろんついていかないのは一緒ですし
言ってることは一緒です。

でもこの違い・・・・
そう、「理由」があるんです!
誰でもいいわけじゃない、というアピールですね。
(もう一個いえば15分と「限定」もしてハードルも下げています。)

「好き」っていきなり言えない人は
「理由」をつけると言いやすくなります。


ナンパの話と大切なパートナーの話を横に並べてしまってごめんなさい。
普段から好意を表現できる人はもう、こんなテクニック何も必要ありません。

もし、恥ずかしかったり、なんとなくキャラじゃないなと思ってしまったり
言われたらパートナーも困るんじゃないかなんて考えてしまう人は
「好き」の前に日常のその人の良いところ、良かったところを入れると
とっても伝わりやすくなります。

例えば
「あの時サッと助けてくれたじゃない、そういうところ好きだなあ」
「子どもたちにいつも本読んでくれる時の、朗読の声が好き」
「私のご飯をきれいに食べてくれるところが好き」

なんでも良いのですが‥‥

これは「ありがとう」と同じようで違うんです。
ありがとうは、感謝ですよね。
何かしてもらったら(誰にでも)感謝するものです。
好きは好意ですので、特別なんです。

それでいて「〇〇な所」をつけると
今後言われた相手もそこを意識してくれたりしますよ。

せっかく今日はバレンタインなので
ぜひパートナーに「ありがとう」の感謝以外にも
「好き」っていう気持ちを伝えてみてくださいね!

自分の育児に迷った時、ここだけしっかりと見ておけばいい【恩師の言葉】

みなさんは自分の育児に迷ったことはありますか?
私は今はそれほどでも無いのですが
一人目の育児はとても迷って、不安だった気がします。

自分の経験ももちろんありませんでしたが、
家庭環境もあまり良くなく、
さらには娘もよく泣き、眠らない子だったので
「自分のせいでよく泣くのではないか」
「自分の育児が間違っているから眠らないのではないか」
「このまま私に育てられて、娘は幸せになれるのか」
なんてよく不安になっていました。

もちろん今でも思わないことはないのですが
昔ほど色々気にしなくなってきました。


私の人生の恩師は子どものスペシャリストです。
幼児期から少年期、青年期、不登校、非行、家庭内暴力など子どもたちのさまざまな問題の相談に従事しておられます。

そんな恩師に出産後ふと不安を打ち明けた事がありました。

すると意外な言葉が返ってきたのです。
「自分の育児が成功してるか失敗してるかなんて、誰もわからないから
考えてもほんとうーに意味がないんだけど、
僕はここだけよく見ているよ
子どもの笑顔だね」
と。

「子どもの笑顔が可愛ければ、それで全部大丈夫」と。

「子どもの笑顔がピカピカしてて、かわいいなと思えたら
自分の(夫婦の)育児をほめたら良い」
「たくさん悪戯をしたり、泣きわめいて、本当にダメな子だなと思うこともあるでしょう。でもその後に子どもが笑ったら、
なんだかどうでも良くなりますね?それで良いんですよ」

「逆に自分の育児を見直さなきゃいけない時は
子どもの笑顔が可愛くないと思えた時です」

「子どもが笑った時に「媚びを売っている」「誤魔化そうとしている」
「色目を使おうとしている」なんて思った時
それは育児を見直す時です。
「笑ってるんじゃない!」なんて言ってしまった時も
少し落ち着いた方が良いですね。」

「もし、泣きわめく子でも、お友達となかなかうまく遊べなくても、
夜寝ない子でも、偏食の子でも 笑顔が可愛いな~と思えたら大丈夫だし
もう親がやれることは十分やってるんです。
後は子どもの力を信じて子どもに任せなさい」

と。

確かに、うちの子の笑顔ってかわいいな~と思います。
たくさん悪いことをしますし、落ち着きがないし
物覚えもあまりいい方ではありません。
でも、いっつもケラケラとほっぺを光らせて笑っています。
そんな時は自分たちの育児を褒める時だと先生は言ってくれました。

そう考えるとなんだかとっても簡単な気がしますね。