泣き始めると心臓がバクバク・・そんな初めての育児を救った詩

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育児中のママに送る詩「Today」について書いた記事
「Today」を読んで思い出した「今日一日何もやってない」ツラさ
に大きな反響をいただきました。新聞にも掲載され各メディアで話題になったので、
既に知っている方がほとんどだと思っていましたが
もしかしたら初めてこの詩に出会ったママもいるかもしれません。
少しでも多くのママにこの素敵な詩が届き、
少しでも楽な気持ちになってもらえたらいいなと思います。今回はもうひとつ素敵な詩をご紹介したいと思います。
この詩もネットを中心に話題になったものです。
特に新生児を育児しているママに響くのではないでしょうか?


【題名】おかぁさん                   作:もっち
おかぁさん 私のことを愛して下さい
わたしは泣くことしかできません
でも、決してあなたのことを困らせようとしているのではないのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
温かいお腹の中が恋しくて、ときどき懐かしくなってしまうのです
長いこと丸くなってすごしていたから、お布団に寝かされると背中がびっくりするのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
わたしが抱っこを望むのは、あなたの優しい愛にふれたいから
あなたの肌の匂いにわたしは安心するのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
遠く離れたところから、優しいあなたのまなざしを見ていました
あなたが動物を慈しみ、植物を愛でる姿に惹かれました
おかぁさん 私のことを愛して下さい
目閉じて眠るのも怖いのです
暗くて深い闇は、あなたから引き離されそうだから
あなたの側にいたくて、泣いてしまうのです
深い海を渡り、広い空を越え、宇宙の果てからあなたをみていました
私はあなたと巡り会うその瞬間をずっと待ち望んでいました

けっして、あなたの自由を奪うために、やってきたのではないのです
あなたが悲しい顔をするたびに、私も涙が溢れるのです
あなたが困っている顔をするたびに、私も途方にくれてしまうのです
どうか、私の存在を疎まないでください
言葉を発しない私ですが、あなたの気持ちは誰よりも感じることはできるのです

おかぁさん 私のことを愛して下さい
私のことを分かってくれるのはあなたしかいないのです
あなたに抱かれ、あなたの鼓動を感じ、私はこれ以上の幸せなことはないと知っています
おかぁさん 私のことを愛して下さい。
あなたの笑顔がまぶしくて、私はいつも見ていたいと想うのです
あなたの声が永久の音色として心に刻まれるのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
私は誰よりもあなたを愛しています
あなたとともに歩む未来がどんなにすばらしいものかを信じています


この詩はブログを書いているもっちさんというママが作った詩で
書籍化もされていますが、もっちさんのご意向で全文転載可とされています。
ブログ:晴れろ!晴れろ!ダンス!!

この詩を知った当時、
初めての育児の真っ最中でした。
わが子は「飲まない」「寝ない」「抱っこ以外の時間ずっと泣いている」子だったので
眠れないつらさと、泣き止んでくれない苛立ち、
母乳も出にくくて、焦る悪循環。
とにかく長い長い1日だったのを覚えています。

やっと寝たかと思って
うとうとし始めると「えーん」と鳴き声が聞こえて
心臓がバクバクしました。
寝ているようで寝ていない、そんな日が続いて疲れ切っていました。
抱っこして立ったままフッと寝てしまい冷や汗をかいたことも何度もありました。
泣いていないのに、どこかで泣いているような幻聴が聞こえる時もありました。

頻繁に思っていたことは
「眠いのになんで寝てくれないの!!!」という苛立ちです。

そんな時、この詩を知って
たくさん泣きました。
詩をスクリーンショットで保存して夜中に何度も見返しました。

「私の事が嫌だから、抱っこやおっぱいが下手だから泣くのかな・・・」なんて思っていたので
「私の事を求めているから泣くんだ」と改めて思ったのです。

もっちさんの意向で全文転載可能となっていますので
夜泣きや新生児の育児で疲れているママが近くにいたらぜひ教えてあげてください。
またもっちさんのブログには「おかぁさん」以外にも素敵な詩が掲載されています。

自分の気持ちが文章になっているだけで
救われるものですよね。

子供の持ち物に記名したらこう変わった!!

ゆうママです。いつも読んでくださりありがとうございます。

今回は子供の持ち物に記名する効果について我が家の実例を紹介したいと思います。

1人目を育児中、保育園通い中の子供たちの靴を見ては、靴の見えるところに記名なんて、なんだか格好悪いな~っと思っていました。

何となく・・・幼稚園や保育園の持ち物に記名することは違和感を感じないのですが、普段の生活で身に着けるものに記名?!という・・・どこから来たのかわからない、けれど自分の中ではとても格好の悪いと思ってしまう現象だったんです。

でも、私が育児をしながら、子供と向き合いながら「名前を書く」ということの様々な効果を実感した時から、見た目なんて…もっともっと大事なことがたくさんあるんだ!!と考え方が180度変わったことを覚えています!!

我が家、娘が2歳2ヶ月の頃、息子が産まれました。

息子が産まれて、娘とふたりで最初にしたこと…おもちゃの分別です!!

今まで娘が独占していたおもちゃ、自分のものが当たり前だったおもちゃを息子も使うようになる・・・その前に、娘の意向でおもちゃを分別したかった!!

これはもう遊ばないから弟にあげる!!そう娘が判断したものには油性マジックで「息子の名前」を。。。。

これは私の!!そう娘が判断したものには油性マジックで「娘の名前」を。。。

これはたまに貸してあげようかな!!これはふたりで仲良く使う!!そう娘が判断したものには「娘の名前」と「息子の名前」を。。。

娘がおもちゃをとても大事にするようになりました!!

これは、●●(←娘の名前)のだから~!とか、今まで遠ざかっていたおもちゃも再び遊び始めたり、持ち歩いたり!!

そして、弟にやさしくおもちゃを貸せるようになりました。

これは○○(←弟の名前)のだから~!と言って、おもちゃを差し出したり、貸してあげたり。一緒に遊ぼうね!!っと言って一緒に遊んだり!!

これは大成功だったなー!!と今でも思います。

そしてもうひとつ、、、自分の名前を書かれたものが身近にあることで、自分の名前、ひらがなを認識しはじめたのです。

記名してから半年くらいでひらがなが書かれたブロックを●●(←娘の名前)と並べてみたり。恐らく3歳前に自分の名前(ひらがな)が読めるようになってました!!

自然と吸収させる!!無理にお勉強させるよりずっといいですよね!!

そうか!!!!!!!もっともっと色々なものを身近にしてあげたらいいんだ!!そしたら愛着もわくし、大切にするし、文字も覚えられる!!

この時からです。。。見た目なんて気にせず、何にでも「名前を書く」ようにしました。

弟は現在2歳半、いろいろなものに自分の名前が書いてあることも認識しているし、それが自分のもの、自分にとって特別なものという認識も芽生え、お姉ちゃんの名前(ひらがな)と自分の名前(ひらがな)もスッカリ読めるようになりました。

お陰でおもちゃの取り合いが始まった時には、「お名前みてみ~」の一言で、あとは子供たちふたりで解決できるようになったし、娘の名前が書かれているものは息子が娘のところへ届けたり。

おしゃれな育児グッズやかわいい洋服などが一般的になってきたこの頃、ママデビューとともに見た目から入りがちな育児ですが、実はもっともっと大事なこと、今しかできない、今だからこそ育めることがたくさんあるな~と日々痛感するゆうママです!!

そして最近の気付き…丁寧なひらがな、教科書で使われる書き方を徹底するといいな~と思います。

例えば「う」の書き方も・・・。これらは子供にとっては違う字として認識するようです。「う」の点を縦に書いている、この「う」は間違っている!と言います。

「さ」もつながったこの文字は子供に不適切だったり。

でも、意外にも一般的に売られているひらがなワッペンなどはこの文字が使われていたりします。お名前はんこを作るときなども、細かいことに注意するだけで、子供の戸惑いも排除できますね。

さて、3人目出産を前に、またおもちゃの分別、記名を始めたいと思います!!

子どもの交友関係は親の交友関係がつくるもの?!女の子のグループ1

b892399efac58b3cab1b86a2265bdf25_sGW明けは子どもたちのストレスも溜まりやすい時期。
徐々に仲のいい子も出てきて、
それによって起こるトラブルも出てくる時ですね。

さて今回は「女の子のグループ」についてです。

子どもは園生活や学校生活がメインになので
大人にとっては「どうでもいいような小さな悩み」が
子どもにとっては大きな悩みになってきますね。

ついにうちの娘も始まってしまいました・・・・。
そしてその悩みに私まで巻き込まれ?!

まさかの言葉 「お母さんも〇〇ちゃんのお母さんと遊んで」

新しいクラスになり、娘は少し友達の作り方に迷っているようです。
年長にもなると顔見知りも増え、女の子も大まかに「決まった子」ができているようです。
そして娘と趣味の合いそうな子数人の仲良しグループに入り
最初のうちは楽しく遊んでいました。

次第に娘はあることに気が付きます。
その女の子たちは登園後 土日も含めほぼ毎日
誰かの家に集まり遊んでいるようでした。
更にはお母さんたちは午前中から夕方まで一緒にいるようです。
夕ご飯を一緒に食べたりお泊り会もしょっちゅう。
そのお母さんたちは、入園する前からの付き合いらしく同級生だったり
兄弟などのライフステージも一緒。
その数人の女の子たちは姉妹も同然に育っています。

「これは娘ちゃんは知らないよね」
「だって娘ちゃんは昨日いなかったじゃん」
「昨日から約束していた」
などの言われることが多くなり
敏感な娘は距離に気が付いて
そのことに傷つくようになっていきました。
残念ながら「知らない!教えて~!今度はまぜて!」と言える性格ではありません。
こう言える子や気にしない子だったら悩まないほど些細な会話です。

あらかじめ言っておくとこの女の子たちは
意地悪でやっているわけではないと思います。
ひとりひとりはとても良い子なのは私も知っています。
ただ共有している時間が違いすぎます。

最初のうちは
「私も〇〇ちゃんたちと一緒に夕方遊びたい」と言っていて
私も時間を作り数回参加させてもらいました。
でも家族同然のお母さんグループに私独り入っていくのもなかなか大変です。
みんな気さくで話しやすく受け入れてくれましたが
帰宅すると緊張していたのかドッと疲れます。
相手もいつもとは違う人が入ってきて気疲れしたのではないでしょうか。
「何か失礼な事は言っていないだろうか・・・」と気になります。

やはり数回では距離が縮まらずある日
「お母さんが〇〇ちゃんのお母さんと遊ばないから独りになる。
〇〇ちゃんのお母さんたちみたいに毎日一緒に遊んで」と言ったのです!

大ショックです!なんと私のせい?!

泣きながら訴える娘に困惑しました。
娘は「いつも帰宅後遊んでないから、距離が縮まらない」と解釈したようです。

「ママはお仕事もあってそれはできないから、行けなくてごめんね。
みんなやさしい良い子だと思うけど、他のお友達も探してごらん?
娘ちゃんならきっとできるよ」と言いました。

娘はたまに泣いて帰ってきます。
朝は気が重く、いきたくないと言いますが
真面目なので登園時間までには踏ん切りをつけ行きます。
グループ分けでは組む人が見つからない事もしばしば。
寝言でお友達の名前を言います。
まだそのグループに入りたい気持ちでいっぱいのようです。
もしその子たちの中に入るなら
娘のように些細な言葉で傷ついていてはこれから先も難しいのかな?と
思います。
過ごしている時間の量が娘だけ圧倒的に違うのですから・・・

そんな娘を見ていると私も辛いのですが
私がそのお母さんグループに無理に入っても逆効果だと思うのです。
娘の交友関係で私のできることは悩みを聞いてあげたり、気晴らししたり
美味しいものを一緒に食べたりすることぐらいなのです。

子どもの交友関係は親の交友関係がつくるもの?

年齢が大きくなれば子どもは勝手に世界を広げます。
交友関係は親がつくるものではないと思います。
でも未就園児は親が行く場所についてきた子ども同士が
仲良くなり遊ぶことが多く、子どもの交友関係は親が作っていたと思います。

私は独身時代も結婚後も特定のグループに入らずに来ました。
代わりに仕事や何か共通目的があると(スポーツやイベントなど)仲良くなりやすい性格です。
逆に目的無く毎日会ったり連絡を取るのがとても苦手で
これからもうまくできる気がしません・・・・

こういった親が交友関係が下手な事が子どもも交友関係に影響する事って
やはりあるのでしょうか・・・園児でも小学生でもまだまだ続くのでしょうか?

この後娘はどうなっていったのか。
どうやって自分で解決していったのか。
後日談をまた書きたいと思います。

 

 

 

イヤイヤ期を乗り越えた我が家のオリジナルおまじない♪

16392成長の証だとわかっていても耐えられないイヤイヤ期。
子どもが泣き疲れて寝てから、その天使のような寝顔を見て
反省して・・・時には情けなくて涙が出ての繰り替えしでした。

ある程度までは許せても
人に迷惑をかけたり、危険を伴うイヤイヤの日々は
戦争のようでした。
「今は成長の時だもんねーーうんうん。」なんてニコニコしている暇は
ありません。
なだめてすかして、気を紛らわしても
うまくいかない時はやっぱり頭にきます。

いつもは子どもが寝てから
「ごめんね・・・」と頭をなでたりキスをしたり抱きしめたりしていたのですが
ある時ふと「寝ているときにそうして愛情を伝えても
伝わらないよなあ」と思いました。

そこで思いついたのが
寝る前のおまじないです。

赤ちゃんの時
「ららら雑巾♪ ららら雑巾♪」というおなかをナデナデする手遊びが好きだったことを
思い出して

子どもが横に寝たら
お腹をやさしくなでながら
「ここにいるのはママの大切な良い子の〇〇君です。
この〇〇君のお腹にいる悪い虫を今から取るね~」
と言って
「泣き虫 いるかな?」とお腹をさわりながら
「いたいた!」「今から取るね~」と言ってお腹から虫をポイッと投げる
フリをします。
「怒り虫 いるかな?」「今から取るね~」と言って同じように
さわって撫でながらポイッと投げます。

「他に〇〇君のお腹には何虫いる?」と子どもに聞いて
「ご飯食べない虫!」とか
「ママのいう事きかない虫!」とか自分で言っていたので(笑)

「その虫か!今日〇〇君にいたのはその虫だったのかーーー!」
言いながら
じっくりお腹をなでて「なかなか取れないな~!」なんて言いながらポイッと投げます。

「これで終わりました!これで明日から泣き虫・怒り虫・ご飯食べない虫はいませーん」
と言って寝ていました。

朝になれば
また「虫」はやってきます。
でも一日でリセット!

「今日はお腹に何虫いたの?」と聞いて
毎日毎日この時間だけは親子で
リラックスできる時間でした。

イヤイヤ期に悩むパパママがいたら
こんなオリジナルのおまじないを作ってみるのはいかがでしょうか?

ちなみに2人とも未だにこのおまじないが大好きで
何かやらかしたとき、虫の居所が悪く一日中機嫌が悪かった時など
イヤイヤ期の時と同じようにやってあげています。

 

新生活にぴったりなムーミン谷の言葉たち

GW明け、お子さんの体調はいかがでしょうか?
連休明けは「イヤイヤ」も増える時期。
でも一生懸命乗り越えようとしている時期でもあります。
こんな時
叱る?
励ます?
見守る?
親としても迷うところです。

家族の事で迷ったとき、私の理想の母親はムーミンママ。
ムーミンママは完璧な母親ではありません。
掃除も苦手です。
でも物事を大局的に見ることができて、家族を信じて愛しています。

私は小学生の時に「楽しいムーミン一家」のシリーズに出会いました。
当時あまり意味が分からないセリフも多かったのですが、
いまだに大好きな世界のひとつです。
ムーミン谷の人々は誰もが完ぺきではなく個性的で魅力にあふれています。
私は特にムーミンママが大好きで、理想の母親像でした。

今回は私の大好きなムーミン谷の住人たちの
春にぴったりな素敵な言葉たちをご紹介します。
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―だれも心配しすぎないって、いいことでした。
ムーミンたちは、ほかのひとのために、やたらと心配しないでいようと、きめていました。

つまりそのほうが、心配をかけたと思って良心をいためなくても、すみます。
それに、ありったけの自由を与えあっていることにもなるのです。-

トーベ・ヤンソン ムーミン谷の仲間たち より

これは大好きな言葉です!
新しい場所で生活しようとしている子ども・家族・友人に
心配を伝える事だけが愛情ではありません。
心配しないのも愛情。
それが”ありったけの自由を与えあっている”ってとても素敵ですよね。

―ねえムーミン、友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、
すてきなことじゃない?-

ムーミンママの言葉  トーベ・ヤンソン 『ムーミン谷の夏祭り』

自分のお友達が新しいことを始める時誰でも寂しさ・悔しさ・焦り・心配など
複雑な気持ちになります。
自分とは違う道を選んでいった友人にモヤモヤするムーミンへ
かける言葉です。
これは子どもの世界ではもちろん、
大人の世界でもよく起こる事です。
もちろん家族間でもありますね。

―変だわねえ。恵まれすぎてるからって、落ち込んだり怒りっぽくなるなんて。
でも、現に、そうなんだもの。仕方がないわ。
そうなってしまったからには、すっかり初めからやりなおすのが一番、ってことなのよ―

ムーミンママの言葉 トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へ行く』

これってあるあるですよね・・・
落ち込んだり怒りっぽくなるのが良くない、ならないようにしようと
考えるのではなく
その気持ちは仕方ない― やり直しはいつだってできる
大好きだった仕事が忙しくなりすぎたりするとこういう言葉が身に沁みます。
春は切り替えのチャンスです!

いかがでしたでしょうか?
ムーミン谷の言葉たちはこのほかにも素敵なものばかり!
興味のある方はぜひムーミン公式ページへ

 

こどもの爪噛みに「●●●させてね」【その後どうなった?】

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いつもニコニコ笑顔でマイペースな息子。
そんな息子は春休み中、色々なサインがありました。

一番激しかったのはお漏らし
2歳半でオムツはずれしていましたが、
4歳の春休み中は多い時に1日に数回漏らしていました。

そして同じくして始まったのが「爪噛み」でした。
いつも噛んでいるわけではなく、
夜寝る前に「コリコリ」と爪を噛んだり、指をくわえるようになりました。

日中は思いっきり外で遊ばせて、整った生活リズムで、おいしいご飯を作る。
私ができるのは「普通でいること」だなと思い
特に言及はしませんでした。

でも次第に爪や指先がボロボロになってゆき、
手の爪がなくなると今度は足の爪を噛み始めました。

さすがに汚いし、指の赤剥けもかわいそうで
何か良い対応はないか考えていました。

こういった心のサインでよく言われるのが
「愛情不足のサイン」「スキンシップ不足」と言うこと。
「爪噛み」で検索して情報を得る母親の多くはここでショックを受け
自分の育て方を責めるのではないでしょうか?

ちなみに夫は小学校6年生まで「爪噛み」「指しゃぶり」があったそうですが
自他共に認める愛情たっぷりの家庭で育ってます。
ただ少しだけ神経質な性格です。

なので「原因」はなんなのか考えるのはとても難しいと思いました。
また本人も意識せずにやっているので
怒っても無駄な事が多いのかなと思います。

お漏らしの件で実感しましたが、本人も好きでやっているわけではなく
「自分でも不思議だけど漏れちゃう・・・」との事。

爪噛みも同様で
公園で遊んだり好きなことをしている時は噛みませんが
テレビを見たり、布団に入ったり
ボーっとしている時に無意識に噛んでいる感じでした。

「爪に塗る天然の苦味成分の入ったマニキュア」を使う事もちょっと考えました。
でも、今はお漏らしとセットで現われているので
無理に爪噛みをやめさせても、何か別の行為に変わるだろうと思いました。

そこで
家族の爪切りをしているときに
「息子くんの爪も切らせて~」と言うと
自分の爪を見てハッとして「爪がない!」と。
もちろん私は爪がないのは十分承知です。

「ほんとだ~今度息子くんの爪切りたいな」と言ってみました。

「なんで爪切りたいの?」と聞かれたので
「手がすべすべで気持ちいいし、爪が大きくなったな、息子くんも大きくなったなってわかるから」と言いました。
するとニコニコして
「いいよ、今度爪伸びたら切らせてあげるね」と言ってくれました。

その後徐々に足の爪噛みはなくなりました。
手はすぐに食べられるのでなかなか長い道のりだと思っていますが
息子本人が噛んでいると「あ!ママに切らせてあげるんだった!」とやめたりします。

私自身また噛んでる!とイライラしにくくなりました。

あとは息子が新しいクラスに慣れていってくれれば
自然と減っていくのかな・・気長に考えています。

今後爪噛み癖がどうなっていくか
またレポートしたいと思います。

一年後の追記

この文章を書いてから約1年がたちました。
「そんな事もあったんだな~」と思うほど
爪噛みもお漏らしも一切ありません。

そしてまた、新しいクラスになった息子は
今度は頼もしく通っています。

「爪食べてたの覚えてる?」と聞いてみたら
「うげ~まずそう!気持ち悪い! え?誰が??」と聞いてくる
すっとぼけ具合い。
血がにじむほど食べていたのに・・・・
それくらい、無意識だったのでしょう。

何か不安な事があっても経験を重ねていく事で
耐性も徐々にできてくるんだなと
息子の成長を頼もしく感じました。

それは親の私もそうで、
いつも息子の爪を気にしていた私はもういません。
「今の時期はこういうこともあるな」
出ている行動よりも子どもの様子全体で判断できるようになってきました。

子どもの様子が気になる時、
まずは心の具合よりも体調面をチェックします。
体調面が特に普段と変わりない場合

子どもが楽しいとき、安心できる人と一緒にいる時
心から笑顔でいられていれば
だいたいは大丈夫なのかなと思っています。