休校期間を評価しよう!!

掲載日:2020年05月22日

多くの地域で緊急事態宣言が解除され、首都圏においても「解除」が目前に迫っているようです。

休校中の子どもと先が見えないトンネルの中を頑張ってきたお母さんたちも、ちょっとだけ出口が見え、ホッとしていると思います。

さて、休校中は子どもたちはもちろん、ママもパパも、おばあちゃんもおじいちゃんも、そして未就学の子どもたちも、みんな一生懸命頑張り、様々なことを我慢してきました。

各地で学校再開が予定される6月に向けて、各ご家庭で休校中の評価をしてみてはいかがでしょうか。

  • 何となく過ぎてしまった3カ月間ではないこと、、、
  • それぞれが、それぞれの立場で一生懸命頑張った3カ月であること、、、
  • この3カ月ですごく成長したこと、、、
  • この3カ月で得たものは実はとっても大きい事、、、

改めて振り返ってみると、ただたた大変だったではない…

「大変だったけど良かった!!すごく成長した!!とっても頑張った!!」と前向きに思える期間になります!!

我が家では主に勉強と運動と生活習慣の評価を行いました。

評価といっても私たち大人が子どもを評価するのではありません。

子どもたちが、自分を評価し、自分自身を褒めて認めてあげられる材料として、この期間にどれだけ頑張ったのか、頑張れたのか?!を見える化するのです。

やったことはとても簡単です!!

休校期間中にやったプリント、課題、ドリル、ノートなどすべてのものを1冊のファイルにとじます。
※途中までやっているドリルも丸つけして、切り離してファイルに閉じたり、この期間で取り組んだすべての成果をひとつにまとめることがポイントです。

私たち大人が思っていた以上の分量になると思います。
毎日こうやってまとめてあげていたら、もっと子どもの頑張りを早い時期に認めてあげられたかも?と思うかもしれません。

運動も同じです。

我が家では、休校中に毎日やっていたこと(縄跳び、筋トレ、ストレッチ、ランニング、音読、読書など)を日ごとに「やった/やらない」だけチェックしていたので、それも合わせて子どもに見せました。
記録をとっていない場合は、「こんなことも頑張れたね」とお話してあげるだけでも十分です。

毎日取り組めたことは大きな自信となります。ここでは、やった内容ではなく、毎日頑張れた事実を褒めてあげることがポイントです。

生活習慣も同じです。

家庭で約束している時間に起床できたのか?就寝できたのか?3食きちんと食べ、ゲームやテレビの時間は守れたのか?など、各ご家庭の生活リズムに合わせてきちんと規則正しく生活できたのか振り返ってみます。

また、この休校期間だからこそ取り組めた特別なこと、成長できたことは各ご家庭で様々だと思います。

親御さんが見つけた「子どもの成長」や「助かったこと」などをお子さんに伝えてみると良いですね。

この「評価」は、子どもが自らを認め、この3カ月間を前向きなものとすることが最大の目的です。

何が出来た!とか何をしなかった!とかではなく、状況を子どもなりに理解し、我慢し、心健やかに過ごせたことが最大の成果であり、きちんと褒めたたえることで、ここからまた気持ち新たにスタートできると思います。

こんな内容を書いてしまうと…

我が子はゲームばかりしていた…テレビ漬けになってしまった…と考えてしまうご家庭もあるかもしれません。

でも、それが一概に悪いとは思えないのです。。。ゲームもテレビも別に悪いことをしているわけでもないですしね。。

大人ですら精神的に参ってしまう状況下で子どもたちが心の安定を図る手段だっだのかもしれない…と思います。

ただ、ゲームやテレビなどインターネットに接続されたものは、使い方を誤ると悪影響がある…リスクを伴う…というだけのことです。

何をしていたから良いとか、何をして過ごしたから悪いとかではなく、大人にとっても未知であった、この不自由な非日常を、しかも長期にわたって、平常な心で過ごしてくれた子どもたちに親として、大人として感謝しかないですね。

きっと、平常心を保つ方法を自らわかっている年代の子どもたちは自らその方法を選んだというだけで、逆に言うと親の言いなりになり、必死に色々なものに追われて過ごした子どもたちの心の方が心配だったりします。

こう考えてみると、自分を守る手段を自分でわかっていて、その行動をとれた子どもってすごいですね!!

これって、間違いなく生き抜く力だと思うんです。これもきちんと認めてあげるべきところですね。

きっと、休校中の全国のすべての子どもたちが「はなまる💮」の評価になるんだと思います。

この休校期間の最後の締めくくりとして、子どもが過ごした3カ月間に向き合い、きちんと子どもが自分を認めるための手助けをしてみてはいかがでしょうか。

最後に…
私はIT業界の人間だからか?!デジタル機器やインターネットの世界の良し悪しをある程度わかっているからか?

ゲーム=悪、テレビや動画=悪

と評価する世論に疑問を感じています。この話は以前にこちらで紹介していますので良かったら覗いてみてくださいね!!

【コラム】ゲームや動画は本当に悪なのか?

この不自由な非日常を、しかも長期にわたって、平常な心で過ごしてくれた子どもたちに感謝ですね。