加湿器の種類別お手入れの方法

掲載日:2016年02月23日

部屋の湿度を保ってくれる加湿器は冬の必需品。
稼働しっぱないしのご家庭も多いのではないでしょうか?
温かくなってきてもまだまだ乾燥の時期は続きます。
もう少し加湿器のお世話になりそうです。
加湿器にはさまざまな種類があり、お手入れの方法も異なります。
今一度、ご家庭の加湿器の種類を確認してみてくださいね。

◆超音波式
超音波による微細な振動で水を細かく粉砕しファンで空気中に撒くタイプです。
加熱しないので冷たい霧状の水がでてきます。

メリット
・比較的安価で購入できる
・加湿力が高い
・電気代が安い
・加熱しないのでやけどや怪我をしにくい
・小型な机型なども販売されている

デメリット
・加熱しないため汚れた水はそのまま細かくなり噴出される
・水中のミネラル成分も噴出するので白い粉が家具につくことがある
・毎日のお手入れ必須

超音波式のお手入れ方法

加熱しない超音波式の加湿器はとにかく毎日のお手入れが欠かせません。
12時間に一度はタンクの中の交換しお手入れした方が良いでしょう。
お手入れ方法は、こまめな水の交換を基本として
タンクに水を入れたら濯いで捨てる行為を繰り返します。
後述するクエン酸を用いたお手入れは
超音波式以外の加湿器に向いたお手入れ方法です。

とにかく毎日濯いで、水を交換する。
週に一回は付属のブラシで細かい部分もこすりお湯で流します。
流したら日向で干し乾燥させます。
これが基本ですので、こまめにお手入れできない場合は
買い替えを考えてもよいかもしれません。


以下はクエン酸を使ったお手入れ方法をご紹介します。

◆スチーム式・スチームファン式
ストーブの上のヤカンと同じような仕組みのスチーム式。
湯気を出すので部屋の温度を上げるという性質を持っています。

メリット
・加湿力が高い
・一度沸騰したお湯の湯気を部屋に送っているので衛生的
・不純物は本体内に残る

デメリット
・噴出口が高温になり小さなお子様のいる家庭は置く場所に注意が必要
・常にお湯を沸かしている状態なので電気代がかかる

◆気化式
フィルターに水をしみこませて、そのフィルターに風をあてて加湿するタイプ。

メリット
・電気代が安い
・熱をかけないので安全
・フェイルターを通すので空気清浄の効果もある

デメリット
・送風の音がうるさい場合がある
・加湿力はあまり高くない
・フィルターは定期的に交換が必要

◆ハイブリット式
スチーム式と気化式の良いところを合わせたもの。
お湯を沸かし、フィルターにしみこませて風で気化させる。
一定の湿度になるとお湯を沸かすのを一時的にやめて送風のみに切り替える。
もしくは気化式のフィルターに温風を当てるなどのタイプがあります。

メリット
・スチーム式よりも熱くない湯気が出る
・お湯を沸かしているので衛生的

デメリット
・高価なものが多い
・お湯を沸かすので電気代がかかる

クエン酸をつかったお手入れ方法
フィルターや加湿器内の汚れにはクエン酸が有効です。
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フィルターの洗い方(気化式・ハイブリッド式)
①クエン酸水を作ります。(水2ℓにクエン酸15g程度)
②クエン酸に漬け置き
③揉めるものは手でもみ洗い
④乾かす

フィルターは消耗品なので時期が来たら交換が必要です。
また、カビが生えてしまったフィルターも交換した方が良いでしょう。

内部の洗い方(スチーム式・気化式・ハイブリッド式)
①クエン酸水を作ります。(水1ℓにクエン酸大匙二分の一程度)
②加湿器のタンク内に注ぎ、一晩待つ
③クエン酸水を捨て、水で流す。きれいな布で汚れをふき取る。
④乾かす

いかがでしたか?
ひとくくりに加湿器と言っても種類によって異なるお手入れ。
ぜひご自宅の加湿器も何式なのかチェックしてみてくださいね。