砂糖の種類と違い。製法や用途、味など【今さら聞けない主婦の常識】

掲載日:2016年09月27日

f7a74c2ed015b6e33b2214db924afb28_s最近「白い砂糖」についてたくさんの情報がありますね。
先日「うちは、ミネラル豊富な三温糖にしている」と言っているママさんが
いてあれ?と思ったことがありました。

そして自分でも砂糖についてぼんやりとしか知らないことに気が付きました。

たくさんある砂糖の製法や用途などについてスーパーなどで購入しやすいものを中心に簡単に解説します♪

①原料はおおきくわけて2種類しかない!

砂糖の原料は大きくわけて2種類しかありません。
 「さとうきび」と「てんさい(砂糖大根)」です。
沖縄などの暖かい場所で栽培される「さとうきび」は吸収がはやく
体を冷やしてくれる作用があり
北海道など寒い場所で栽培される「てんさい」は
ゆっくりと消化され体を温める作用があるといわれれいます。

 
②製法によって色や形が異なる

「茶色い砂糖はすべて黒糖」だと思っていませんか?
2種類の原料でも製法によって色や形が異なります。

・上白糖
日本ではもっともポピュラーな砂糖。
白砂糖とも呼ばれています。
精製をくりかえして作るので、ミネラルはほぼふくまれていません。
安価で購入できます。

・グラニュー糖
上白糖よりも純度の高い、結晶の大きな砂糖で
癖のない淡白な甘みが特徴です。
素材の味を生かせるので
お菓子づくりやコーヒー紅茶などに入れるのに
向いています。

・三温糖
うす茶色の砂糖。
甘みが強く、独特のコクを持っています。
煮物やつくだ煮など和食に合うといわれています。
上白糖やグラニュー糖を取り出した後の糖液を
さらに煮詰めて結晶化したもので
その色合いから「黒糖」と間違えられやすいので
注意。ミネラルは白砂糖とほぼ同等です。

・中ざら糖
茶色のざら糖はグラニュー糖よりも結晶の大きな砂糖。
表面にカラメルをかけているので
独特のまろやかな風味があります。
煮物や漬物に合っています。

・氷砂糖
とても大きな結晶の氷砂糖は
溶けるのに時間がかかるので果実酒をつくる
際に使われます。
非常食としてそのまま食べる場合も。

・黒砂糖
さとうきびを煮詰め砂糖にしたもの。
濃厚な甘さとつよい風味があり
そのままお菓子として食べることも。
ミネラルやビタミンが含まれています。
白砂糖に比べると値段が高くなります。

・キビ砂糖
さとうきびを原料とした砂糖。
白砂糖やグラニュー糖のように完全に精製するのではなく、
途中で砂糖液を煮詰めてできるものです。
色はうす茶色です。
つよい甘みとコクのある黒砂糖よりも様々な用途に
使いやすく、ミネラルも含んでいる砂糖になりますが
値段が高くなります。
※1歳以下のお子さまにキビ砂糖は与えないでください。

・甜菜糖
寒冷地で栽培される甜菜から作られるうす茶色の砂糖です。
白砂糖に比べると甘みが少ないと感じる方が多いようです。

胃腸の動きを活発にするオリゴ糖を多く含んでおり
体を温める作用があるので、便秘ぎみの方にもおすすめの
砂糖です。
白砂糖に比べると値段が高くなります。

白い砂糖、黒い(茶色い)砂糖といっても原料や製法で
栄養素や用途もかわってくるんですね。
自分にぴったりのものはありましたか?
ぜひ表パッケージだけでなく、裏の成分表も見てみてくださいね!