豚肉の部位別 合った料理や調理法

掲載日:2017年06月9日

豚肉はビタミンB1が多く含まれ、価格やレパートリーも豊富な人気食材です。
価格面から「こま肉」を選ぶことも多いと思いますが
「肩ロース」「ロース」「ヒレ」「バラ」「モモ」と
部位に合った調理法や料理をご紹介します。

豚バラ肉
脂肪が層になっているバラは、料理にコクを出してくれます。
お肉の量が少なくても、しっかりと満足感を与えてくれます。
選ぶときは赤身と脂肪の層が同じぐらいの量のお肉がおススメです。
油分が多いので焼く時にはお肉自体のの油を使ったり、
キッチンペーパーで油分を吸いながら調理するとギトギトに仕上がりにくく
なります。

野菜炒め・肉巻き
厚みのあるバラ カレー・シチュー・角煮

ヒレ


豚の部位の中でもっともやわらかく、きめ細やかで
ビタミンB1も豊富です。
脂肪が少なくタンパクなので、
油の相性が良く、トンカツに使われます。
煮込み料理などに使っても、コクが出ないので向いていません。

トンカツ

肩ロース


適度な脂肪が混ざった肩ロースは豚肉特有の
コクと香りがあります。
ひき肉にするのにも適しています。

やや固めの肉質なので、焼く場合は叩いて筋切りを
するとお子さんでも食べやすくなるでしょう。

シチュー・トンカツ・煮物

ロース


きめ細かい肉質で外側に少し脂肪があります。
お肉の形も整っているので、そのままの形を活かした
ソテーに向いています。
脂肪部分を取りすぎるとコクが減少してしまうので注意。
脂肪と赤身の間の筋切りをしてください。

ソテー・ローストポーク

モモ

ビタミン豊富で低カロリーなモモ肉。
淡白な味わいです。
柔らかくきめ細やかでさまざまな料理に合います。

豚汁・焼き豚・ソテー
薄切り肉はしゃぶしゃぶ・蒸し豚

細切れ・切り落とし

細切れ肉・切り落としは肉の加工過程で出た半端部分ですが、
「細切れ」の場合はいろいろな部位が混ざっていることが多く
切り落としは「バラ切り落とし」「モモ切り落とし」など部位別に
売られていることも。
ただし、表記に規定があるわけではありませんので、
お店によるようです。