防災とアロマ②

掲載日:2015年06月23日

●防災に役立つアロマご紹介♪

《「安眠、リラックス、悪臭、衛生」に役立つアロマ》
避難後、非日常の中で生活をしなければなりません。その際に、非常時だからということは頭ではわかっていても、心と体は長時間のストレス過多状態になると考えられます。
特に睡眠の質の低下だったりがさらに心と体のバランスを崩してしまうかもしれません。
そこで、避難生活の中で活用できそうなアロマを厳選してみました。
アロマオイルは植物天然成分を凝縮したもので安眠、リラックス作用、悪臭に対して効果を発揮したり、殺菌や薬理作用で衛生面に役立つ効果があります。

◎ラベンダー

ラベンダーは安眠やリラックス効果が高く、広く親しまれなじみのある香りが安心感を与えます。
他のアロマオイルに比べて刺激が少なく、肌に直接原液塗布できるオイルで、やけど、皮膚の損傷、虫刺され、虫よけ、打ち身、軽い痛みどめ、などの薬品の代用品として代替えすることができます。
殺菌効果もあるので消毒薬としても使えます。(注意:低血圧の方は使用を避けてください。)
一番オススメのアロマオイルです。

◎ゼラニウム

花のような甘い香りで虫よけ作用があります。ゼラニウムは女性にオススメでホルモンバランスを整えリラックスさせてくれます。生理前のイライラしたときに嗅ぐと効果的です。

◎ペパーミント

すっきりと爽やかな香りで殺菌、抗菌作用に優れています。胃の吐き気やむかつきなどに効果があり、鎮痛、冷却作用もあります。
みぞおちに塗ると胃がスッキリします。また頭痛の際はこめかみに塗ると痛みが軽減します。

◎ティートリー

強力な殺菌作用があり「バクテリア、ウイルス細菌」などに効果があり、感染症予防の効果や消毒液としても使えます。
例えばティートリーのアロマスプレーを作り、マスクにスプレーしておくと空気感染系の病気にかかりにくくなります。また、嘔吐物に直接オイルを振りかけておくことでバクテリアやウイルスの増殖を抑えるのに使えます。

《アロマオイルの対象者》

アロマオイルは3歳未満の乳幼児には香りを嗅ぐ使用方法「室内芳香」以外はすすめられません
通常肌に使う際は油(ベビーオイル)、エタノール(化粧水)などに希釈して使います。3歳以上のお子さんでも大人より少ない量・濃度で精油を使用することをオススメします。
(希釈濃度 大人→約1%、子供→約0.5%)
災害時での使用は芳香や殺菌、消毒といった使用であれば産後3か月以内の乳幼児でなければ問題はないかと思います
マタニティーにもアロマオイルは使用できますが、通経作用や刺激の強い物は使用を避けてください。

●刺激の強い物●
クラリセージ、ペパーミント(肌に直接塗るとき)、マジョラム、サイプレス、ジュニパー、スウィートフェンネル、バジル、パセリ、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、シダーウッド、ミルラ(没薬)、レモングラス、セージ、ヒソップ
その他敏感な体質の方は香りには反応しやすいこともありますので不快感や異変を感じるときは使用を中止してください。