可愛いものが好きな息子 

クリスマスが近づき、サンタさんへ手紙を書いている子供たち。
息子のお願いはやはりいわゆる「女児向け玩具」
「男児向け」「女児向け」がどんどん垣根がなくなっているように感じます。
選択の幅が広がっている事なのかなと思います。

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HUG!っとプリキュアは子育てもするプリキュアがテーマということで
放映前から「女が闘って、子育てもしろとたくさんの責任を押し付けている」と
批判の声も上がりましたが
いざ放映が始まると、この世界の男性は育児も家事も仕事も
良いペースでパートナーと分担し暮らしていました。
働く女性も魅力的に描かれています。
メインテーマは「なんでもできる!なんでもなれる!」です。

仕事選びに留まらず生き方の多様性にも踏み込んだ作品となっています。

さて6月10日放送回で話題となったこんなシーンがありました。
「女の子がヒーローを目指すなんておかしい」と実兄に言われ
傷つく友人を見て
「誰の心にだってヒーローはいるんだよ」
「人の心を縛るな」
と主人公が返します。
そして別のシーンでは
「男の子だってお姫様になれる」

メインテーマの「なんでもできる!なんでもなれる!」は
なりたい自分になる事を表しているのでしょうか。
大切なひとの大切な気持ちを守りたいという
プリキュアらしい内容となっています。
大人が見ても勇気づけられる内容となっています。

さて、私の息子ですが
運動が得意で活発、おちゃらけるのがスキな子。
そして何よりもぬいぐるみや可愛い物が大好きです。
いわゆる「男の子玩具コーナー」も見ますが、基本的には
「女の子玩具コーナー」が好きなようで可愛いキャラクターグッズや
いわゆる手芸オモチャなどを欲しがります。
手先が器用で手芸オモチャでいろいろ作るのも好きなようです。

洋服も好きなキャラクターが書かれているものを気に入って着ます。
そんな時は「女児服」を着てることになります。
(フリルやリボンは好まないようですが、ピンクやパステルカラーは好きです)
恐竜柄と同じ感覚で選びます。

学校で何か嫌な思いをしないか心配になることもありますが
本人は
「別に言われいても平気」とのこと。

何回か「それ女の子のやで」と言われたことがあるようなのですが
「好きだからいいでしょ」と答えるだけのようで
それ以上追及はされないようです。

私は可愛い物を見て喜んだり楽しそうにしている息子がスキなので
今まで「これは女の子のオモチャだよ(キャラクターだよ)」と
言ったことはありません。
ただ、好きなものを悪く言われ傷つかないかという点で
息子と話すことはあります。

「『僕は好きだけど、君は嫌いなんだ。』で良いと思う」
とあっけらかんと話します。

また子供たちも「別にいいでしょ」と答えると
「そうだね」「実は自分も好きで消しゴムは持ってる」など
わりと寛容なようです。

これから高学年になったらどのようになっていくのかは
まだ予想ができませんが
好きなものを好きと言える息子が私は好きだなと思います。

「理由なく仲間に入れてくれない」をどう見守る?

幼稚園、小学校低学年・高学年と子供たちの
人間関係やトラブルも年齢により変わっていきますね。
我が家の小学校低学年の子供たちはまだ「イジメ」のような事は
起こっていないようですが
誰か意見の強い子の一声で
「理由なく仲間にいれてもらえない」
という事は我が家の子供たちに限らず低学年あるある
一つの様です。

「もう人数がいっぱいだから」だとか
「◯◯ちゃんと遊ぶからダメ」だとか
そういって断られた時は
「仲間にいれて」と言っても結局
「今日はダメ」と言われてしまうことが多いみたいです。

もちろんこういった事は
わが子も例外ではなく
無意識にそうしている可能性もあります。

こういう話を聞くと親はムカムカ・ハラハラしてしまいませんか?

私は一貫して
「毎日誰かと遊ぶ必要はない」と言っていて
そんな風に言われた日は
・他の子と遊べたら他の子を探す
・無理そうなら「今日はそうなんだな」と本を読んだり
 絵を描いたり、1人の時間でも構わない
伝えています。

なので仲間に入れてもらえない時に
その親に伝えたりはしません。
そういった「理由のない仲間外れ」が続いてしまった時は
子どもの話をよく聞きつつ、やはり他の誰か
(違うクラスや学年)に目を向けるように話してきました。

不思議なもので他の子と遊んでいると
今度はその子たちが「仲間に入れて」と言ってきたり
するものです。

こういった小さな仲間外れは「やられた側は傷つく」けど
やっている側は「その日の気分」だったり、特に理由のない事も
多いと思います。

「みんなで仲良く遊びましょう」の園の時代から
少し個性も強くなってきてこういった小さな出来事がよく起こりますね。

私はとにかく「固定された友だちがいない」事は良いところでもあると
思っています。
不安になる時もあると思いますが、逆に言えば自由に好きな事が
できるのです。

娘もこうやって「理由なく仲間外れ」にされる事がちらほらあり
そんな時は教室で絵本を描いていますが
そうするとその絵本がきっかけで今まで話したことのない子と
交流がうまれたりします。

それは自分の好きな事で繋がったとても素敵な出会いなんじゃないかと
私は思います。

また学年が上がってくると対処法も異なってくるかもしれませんね。
ゆっくり見守っていきたいと思います。