ひじきの生産方法?食品成分表5年ぶり大幅改訂をチェック!

掲載日:2015年12月25日

s005_395食品成分に関する国内唯一の公的データである日本食品標準成分表
5年ぶりに大幅改定されました。
今までは掲載されていなかった「発芽玄米」「五穀」「米粉パン」など
新たに加わり15年ぶりに食品数が313品増の2191品目となり、
アレルギー対策や健康志向の食品などが追加されました。

逆にこれだけの新しい食材が出てくる中で
15 年間追加がなかったことに驚きですね。

子育て中のママに気になるポイントはここ。
従来鉄分が豊富として「鉄分の王様」である「干しひじき」の栄養素が
大きく修正されました。
以前は加工業者が鉄の釜で蒸し煮にしていましたが、
現在の主流であるステンレス釜で作った製品では
大幅に鉄分が減っている事が確認されました。

鉄釜の製品では干しひじき100グラム当たり鉄分が58.2mg
であるのに対してステンレス釜では同6.2mg。

9倍近く数値の差があるため、製法の違いが栄養素の
違いに大きく影響することになります。

また、切り干し大根もステンレス製包丁の普及を受け、
鉄分が9.7ミリグラムから3.1ミリグラムに。

とはいえ、
ひじきも切干大根も少量で高い栄養価を持つス-パ-食品であることは
変わりありません。
ひとつの食品に頼らずに日々の生活で栄養バランスを保つことが
大切ですね。

また現在は製法の違いを記載していないが、どんな製法なのかを
確認できるようになる日も近いかもしれません。

製法が気になる方は購入先を専門家のいる
乾物専門店にしてみるのも手かもしれませんね。

日本経済新聞