増加傾向の頭ジラミ 定期的にチェックを

掲載日:2018年05月25日

梅雨やプールの前に「頭ジラミ」についての手紙が毎年配られますが
正直言ってきちんと読んでいませんでした。
「なるわけがない」と思い込んでいましたし
「毎日きちんとシャンプーしているから」と思っていました。

しかしながら、私の周りでもポツポツと頭シラミ症に感染している
子供たちがいて「他人事じゃないんだな」と思うようになりました。

なぜか増加傾向にある頭ジラミ

生前祖父に戦時中の話を聞いたときに「頭ジラミが痒くて、空腹より辛かった」
話してくれていましたが徐々に衛生環境が良くなり一時は減った頭ジラミ。
H19年をピークに再び流行し、現在再度啓蒙活動を行っている状況です。

・海外旅行に行き新しい抵抗力を持った頭ジラミが持ち込まれていて
日本にも数パーセントの割合で、
この強い抵抗力を持った頭ジラミが発見されている。

・親世代が頭ジラミを知らず、子供が痒がっているときに気が付かない事で
対応が遅れてしまう。

などが原因の一つとしても挙げられています。
とにかく「他人事だと思わない」事が大切です。

子供のシャンプー事情

この頭ジラミについて「ハッ」としたことが
子供に自分で頭を洗わせている
子供一人でお風呂に入ったり、髪を乾かしている
など自分でできる事を自分でさせている結果、発見が遅くなるケースもあるそうです。

我が家も子供は子供でお風呂に入り、頭も自分で洗わせています。
実際頭に泡がついたまま出てくる事もあり、やり直してもらうことも。
子供自身にやらせたい気持ちと、まだきちんと洗えてないなと
思う事もあります。

洗髪=頭ジラミの予防にはなりませんがやはりきちんと清潔に
しておくことも大切でしょう。

また、娘は髪の毛も自分で結えるようになってきていて
子供の頭をじっくり見るタイミングが少なくなっています。

確かに子どもが異常なまでに頭を搔きむしるまで
異変に気が付かないかもしれません。

特に梅雨やプールなどの時期は定期的にチェックが必要だなと思いました。

頭ジラミを見つけたら

頭ジラミを見つけたら、すぐに皮膚科を受診して適切な治療法を聞きましょう。
ネットにもたくさんの自宅治療法が出ていますが
自分だけで判断し、駆除が遅くなれば家族や友達にも影響がでます。
自己判断せずに専門家に相談して駆除に取り組みましょう。

そして園や学校への連絡が必要です。

虐めの原因にならないかなど、連絡をしたくない気持ちもあると思いますが
他の子供への感染をなるべく防ぐため
必ず、保育園や幼稚園、学校等への連絡をするようにお願いします。

また、プールやスポーツの習い事をしている際も同様です。

アタマジラミは、清潔にしていても感染することがなかなか周知されません。
誰でもうつる可能性も、うつす可能性もあります。

頭ジラミが発生した子が周囲にいたり、自分の子供が感染してしまった場合
仲間はずれにされることがないように
子供にも頭ジラミの事を教えてあげ、心配りをすることが大切です。