夏前にチェック!子どもの体「これって水いぼ?」 

掲載日:2018年04月25日

夏本番になる前に
こどもの体に「水いぼ」できていませんか?
先日の日曜日とても気温が高かったので温水プールに行こうという事に
なりました。
子供たちの身体をチェックすると…
なーんと水いぼ発見してしまいました。

「水いぼ」の治療には時間がかかることがあります。
せっかくの夏にずっとプールに入れない・・だったら悲しいですよね。
親が気づかない事も多い「水いぼ」
子どもの体をチェックして心当たりがある場合は
適切な治療を受けましょう。

まず初めに
・水いぼは7歳以下に多い皮膚の感染症で、肌の露出の増える季節やプールで感染が拡大します。
・水いぼは接触感染します。
・でも感染力はそれほど高くありません。
・時間をかければ自然治癒します。
・プールに入る際にはお友達にうつさないように配慮が必要です。

以上の事を知っておく必要があります。

水いぼの特長は
・大きさは1㎜~5㎜
・形は円形で透明光沢があります
・中央に白い芯のようなものがあります

ibo↑実際に過去 娘のからだにできた「みずいぼ」
ニキビのようにみえます。

当時 周りのお友達の間で大流行していました。

5月ごろに膝裏にひとつ発見し、
梅雨の蒸し暑い時期、知らず知らずのうちに掻いてしまったようで「アッ」という間に背中、膝、と広がってしまいました。

治療には約2ヶ月かかりました。

本人は痛くもかゆくも無かったのですが、
中には脇などの敏感な部分にできるとかゆみや違和感を訴える子もいるそうです。
家にある薬を適当に塗ると
その薬によって広がってしまう事があるそうです。

もしかしてこれって「水いぼ」?と思ったら
自己判断せずに皮膚科か小児科に行ってみてくださいね。
そこから自然治癒を目指すのか、積極的に治療していくか
決めればよいと思います。

日本小児皮膚学会 みずいぼ


 

登園・登校していいの?
プールはお休みするの?

登園・登校に関しては問題ありません。

プールに関しては
日本臨床皮膚科学会・日本小児皮膚科学会から、
水いぼはプールの水だけではうつらないので、
・プールに入っても構わない
・タオル、浮き輪、ビート板などを介してうつることがあるので共有を避ける
・プールの後はシャワーで肌をきれいにするという
統一見解が出されました。

本文はこちらよりhttp://www.jocd.org/pdf/20130524_01.pdf

しかし直接肌に触れると感染する恐れがあるので
プールや腕など他の子どもに触れやすい部分にできているものは
お医者さんと相談の上、絆創膏や医療用のフィルムなどで覆っておきましょう。

また園や学校の方針によっては
感染の拡大を防ぐためにプールはNGのところもありますので
プールが本格的に始まる前に子どもの体をよくチェックしておきましょう。

習い事でスイミングをしている家庭では周りの子に迷惑をかけない為にも
日常的にチェックが必要ですね。

 ※筆者は医療従事者ではありません。記事は子どもの治療経験に基づいています。