【夏のおやつ】寒天・アガー・ゼラチンの違い

掲載日:2017年08月4日

5d4a0516e2f5a6c9526a21845f3c9e6f_s夏のおやつにはツルっとした喉ごしのゼリーや寒天が人気ですね。
特にここ最近人気なのが透明度の高い「アガー」。
寒天とゼリーの中間のような食感でにごりにくい事から、
現在人気のスイーツ「九龍球」や特に華やかな見た目のスイーツにぴったりです。

それぞれの原料や料理するときのポイントなどをまとめました♪

【寒天】
原材料:テングサやオゴノリなどの海藻
:白く濁る
食感弾力はなく歯切れが良い
(水分量によってやわらかくもできますが、一番歯ごたえがあります。)
凝固:常温
固まった後に溶ける温度:常温では溶けない
ポイント:粉末寒天や角寒天糸寒天などがあるが、初心者は粉寒天がおススメ。
角寒天は風味豊かで寒天そのものの味が良く出る。

●原材料が海草なので食物繊維が豊富カロリーがありません
凝固力が非常に強いので少量で固めることが出来ます。
水分に対して多すぎるとモロモロとした食感になってしまうので注意。
【アガー】
原材料:カラギーナン(海藻の抽出物)、ローカストビーンガム(マメ科の種子の抽出物)や
ブドウ糖、蒟蒻など混合したゲル化剤。
各社少しづつ原材料が異なりますので良くチェックしてください。
無色透明
食感:プルプル、つるん
凝固:常温
固まった後に溶ける温度:常温では溶けない
ポイント:ダマになってしまうと加熱しても溶けないため、丁寧に混ぜる必要がある。

透明度が非常に高くツヤもあるので、中に素材を入れたときに栄えます。
ゼリーと寒天の間のような食感で、無味無臭なのでどんなスイーツにも
応用可能なのが人気の理由です。
カロリーは各社異なりますが、カップのゼリー1人分で約7~10kcal。
ゼラチンや寒天に比べると手に入りにくいが、取り扱いは増えつつある。
【ゼラチン】
原材料:牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲン
:薄い黄色だが透明感が高い
食感:プルプル弾力があって口どけがいい
凝固:冷蔵(20℃以下)
固まった後に溶ける温度夏場は室温で溶け始める(25℃以上)
ポイント:生のパイナップルやキウイなどを入れると固まらなくなってしまうので、
缶詰か事前に加熱し冷やしておく必要がある。

●ゼラチンは25℃以上で溶け始めるので、その口どけが魅力
またゼリー以外にも、マシュマロやムースの材料にもなります。
カロリーはの目安はカップのゼリー1人分で約15~20kcal。

それぞれ特徴を持つ凝固材たち。気になる性質はありましたか?
夏のスイーツ作りを楽しんでください♪