お友達づくりが苦手な子がお友達をつくるには

5月も終わりに近づき学校では徐々に「よく遊ぶ子」ができてきて
そのことによる友達同士のトラブルや不満も出始めてくるのではないでしょうか?

お友達作りのうまい子は努力しなくても自然とお友達ができているものです。

でもそういった事が苦手な子もいます。
私だってそうでした。

友だちが既に遊んでいたら「いれて」とはなかなか言えませんでした。
どんくさい所があって、気が付くと教室にみんないない…
何てことがよくありました。
通知表に「お友達が少ない」と記入された経験もあるほどです。

娘は私ほどぼーっとしたタイプではなく
気を使いすぎてしまうタイプ。
ワッと勢いにまかせて輪に入ることが苦手です。

毎年クラス替えのたびに娘はお友達作りに苦労してきました。
でも徐々に工夫して気の合う子を見つけられるようになってきました。


 

子供に友達がいないのではないか、仲間に入れてもらっていないと
聞いたとき

【親が心がけた事
・お友達(お友達の親)を責めない、悪く言わない
→とにかく心がけたのはこの事です。
やっぱり親は自分の子供の味方。
話を聞いていると周りの子に腹が立つこともあります。
「〇〇ちゃん意地悪な言い方するね」
「そんな子ともう遊ばなくていいよ」
「〇〇ちゃんは悪い子だね」
こういった言葉は(思っても)とにかく封印しました。
娘をなだめようとついつい出そうになる言葉たち。
でも、こういった言葉は瞬間的には子供をを癒したとしても
そののちは毒にしかならない影響力のとても強い言葉です。
再びお友達になれる芽を摘むような事はしないように
娘の気持ちには寄り添うけど、感情的になって「親がお友達を批判しない」
ように夫婦ともに気を付けました。

ただ傷ついた娘の話をよく聞き寄り添うようにしました。

「そんなことがあって傷ついたんだね」
「それを言われて腹が立ったんだね」
と娘の気持ちをくみ上げてあげるようにしていました。

・無理にお友達をつくらなくても大丈夫だよ
私は子供の頃親に「お友達できた?」「早く仲のいい子を作りなさい」と
言われるのがとてもストレスでした。
なので
「無理にお友達を作らなくても大丈夫だけど、自分がお友達が
欲しいなら少しだけ工夫しよう」
と言っています。
現に娘はお友達と遊ぶのも好きですが、本を読んだり
1人で過ごすのも同じように好きなようです。
それで良いと思っています。

 

【娘が自分で心がけた事】 
・とにかく「おはよう」「また明日ね」をクラスの子に挨拶する
解決に至った娘の行動の変化はこの挨拶大作戦です。
人を見すぎる娘は女の子グループを自分から抜けてから
新しい友達が作れずにいました。
「相手の子の好きな話がわからないから、何を話しかけたらいいかわからない」
「何か遊びに誘っても、その子の好きなものじゃなかったら悪いから」
とずっと言っていたのです。・・・気にしすぎなのですが・・・

でもある時
「何を話したらいいかはわからないけど、挨拶だけなら全員同じ」
と思いついたようで
とにかく話したことがない子にも男女問わず
「おはよう」と「また明日ね」と声をかけまくるようにしたようです。

最初のうちは挨拶を返されて終わりだったのですが
しだいに「おはよう」の後に何か話してくれる子が増えてきたそうです。
これがきっかけで話せるお友達が増えてきてから
学校にいる時の不安感はしだいに減っていきました。

自分から遊びに誘うことが苦手な娘が自分で考えた挨拶作戦。
とても良い前向きな、娘にもできる作戦だったので
この作戦に関して毎日毎日褒めました。

次第に顔色もよくなり、泣くことも減ってきました。
うまくいかなかった女の子のグループともたまに遊んでいるようです。
こちらも親としてはホッとしています。

すごくシンプルだけど、大人にも使えそうな「挨拶大作戦」
人付き合いの苦手な私も娘を見習ってみようかなと思います。

 

親の虫嫌い・子どもの虫嫌い、どう対応する?

23731_0私の住む地域の子供たち、
小学生の子供たちが虫捕り網を持って
楽しそうにしている姿をよく見かけます。

自分は虫は嫌いだけど、
子どもの虫嫌いには困っているママパパは意外と多いようです。

私の子どもたちは虫が好きです。
たまにビックリするような知らない虫も捕まえてきます。
そんなときに私は
内心冷や汗ですが・・・
毒のある虫以外なら
廃材の上などに乗せてまずは観察してもらいます。
触覚は?足の数は?口はどうなってる・・・?

自分の方に飛んでこないか、
逆に目が離せません。

そう、私は虫が嫌いです!
全部というわけではなく、
触覚がとても長い種類の虫(カミキリムシやバッタ系)と
カマキリが苦手です。

子どもたちに、
「ママにわざと付けたりしないでね」とお願いしていますが
率先して
「怖い」「気持ち悪い」と騒がないように心がけています。
(申訳ないのですが、ゴキブリさんだけは別です。騒ぎます)

以前、子どもたちに虫が大嫌いな時期がありました。
ちょっとした事件がきっかけです。
あるとき、どこから飛んできたのか巨大なスイッチョン(ウマオイ)が
私の顔面に飛んできてとまり
あまりの恐怖に大騒ぎしました。

その後しばらく子どもたちも虫を怖がって
公園などでびくびくしたり、泣くこともありました。

顔面に巨大なウマオイが飛んできて、発狂せずにはいられなかったのですが
周囲が怖がると子どもも怖がるのは
本当なんだなと思いました。

以来、なるべく私が大声で騒がないように心がけています。

面白いもので、
一瞬は怖かったり驚いたりするのですが
逆によく見てみると愛着がわいてきたり、興味深い姿をしていたりします。

嫌いなものを克服するには
あえて近づく

これは苦手克服の鉄則ですね。

怖がっているので、見せないようにしたり
あえて虫が出ない場所ばかり選んで遊んでいると
虫嫌いは深刻化すると思います。

子どもの頃は平気で虫を触っていたのに
今は触れない大人は多いと思いますが、
やはり触る機会が減っているからだと思います。
また害虫に対しての知識も増えて虫全体のマイナスイメージが
定着してしまうのでしょう。

無理やり近づけたり、持たせたりすると逆にトラウマになってしまう
可能性もありますので
見るだけでもいいので
「見てごらん」
「何してるのかな?」と
まずは図鑑からでも良いと思います。

我が家大人気の虫の図鑑はこちらです。
きらめく甲虫
8960この図鑑を見ていると
宝石のように見えたり、
虫そのものの多様な姿に自然への敬意を感じざるえません。
虫って、生き物ってなんて面白いんだろうと思います。

私自身、この本を繰り返し読んで
カメムシのたぐいも平気になっていった経緯があります。
(触りたいとは思いません)

もし、自分は虫嫌いだけど
子どもの虫嫌いは困ると感じているママパパがいたら
まずは虫の図鑑を借りて一緒に読んでみる、
その中で興味を持ったものを探したり
飼ったりしてステップを踏んでいくとよいと思います。

ただし、どうしてもどうしても苦手な子もいます。
そのような場合も「だらしない」「怖がり」など人格を否定せず、
気長に見守ってあげてくださいね。

また世の中には毒のある虫も多いので
それは覚てておきたいですね。
こちらの記事も参考にしてみてください。

夏に気を付けたい虫、夏の虫対策

意外と知らないコガネムシ・カナブン・ハナムグリの違い

 

ゲーム機をいつから与える?いまだ答えが出ないまま

先日息子とともにお友達の家に遊びに行った日の事です。
その日は息子以外に3人の男の子がいました。
家についてつかの間、
他の3人の男の子たちは自分のバッグから自分のゲーム機を
取り出して通信対戦を始めてしまいました。

その光景に私は驚きました。
まだ小学校に入学する前の話です。

他のお友達が個人のゲーム機を持っていることに興奮する息子でしたが、
全員が小さい「自分の画面」でプレイするので
息子は会話に入いる事ができません。

みな優しい子たちなので
少しすると息子にゲーム機を貸してくれました。
でもプレイしたことがない息子はうまく進める事ができません。
すると今まで聞いたこともないような口調で
「貸せ!」「へたくそ!」「見てろ!」と取り上げられ
その後2時間近く
息子は他の子の後ろからゲームを見ているという状況が続きました。
それでも息子は興奮しとても楽しそうでした。

それからです。
事あるたびに「ゲーム機が欲しい」とせがまれるようになりました。
当たり前です。
欲しいに決まっています。

それから夫と何度も話し合っていますが
「まだ早い」とは思いつつ、いつになったらなどは決められていません。


また先日SNSにこんな投稿がありました。
まだ若い方の投稿です。
その方は子どもの頃親に頑なにゲームや漫画、携帯電話を許されなかったため、
友達の輪や会話に入ることができず長い間ずっと寂しい思いをしてきたこと、
その経験が今の自分にも影を落としている事、
今の子供たちにとって需要なコミュニケーションのツールであることが
訴えられていました。
この投稿は何万もRTされていたところをみると、共感する人の多さ
悩んで迷っている親の多さがわかります。

「ゲーム機がないなら遊べないならそもそも友達とは言えないのでは?」という
親側の意見に対して
「今多くのコミュニティーでそれが必要とされているので、
 持っていないと常にだれかに借りる、後ろから眺めるという惨めな状況になる。
 その時点で貸す側と借りる側で優劣がついてしまう」という切実な子供側の意見
また「親はゲームで遊ばない子と遊びなさいと言ってきたけど、今は外で遊んでも
帰ってきたらゲームをするのが普通で「外で遊ぶ子」「家で遊ぶ子」と分けられない」

などがありました。

確かに息子が遊んだその男の子たちはみなスポーツ万能でスポーツクラブにも
入っています。
挨拶もきちんとできる良い子たちです。
共通しているのが上にお兄ちゃんがいることですが
全員が年長さんの時点で個人ゲーム機を持っていたそうです。


実は私もゲームが大好きで学生時代何時間もプレイしてきました。
今はなかなか時間がありませんが、ゲームの世界の楽しさはよくわかっています。
ただ、世代的に個人のゲーム機は早くても小学校高学年で触れるのが一般的でした。
「一日一時間」とよく言われていました。
スポーツもやっていましたし、成績も良かった方なので
ゲームは日常のひとつにすぎませんでしたが親の間ではよく
議論になっていました。
今はそれがどんどん低年齢化して幼稚園生から持っていてもおかしくないのもわかります。

今息子は友達の家でゲームをした日は興奮して帰ってきます。

とても楽しいようです。
心の中でどんどん自分もほしいという気持ちが高まっていくのを感じます。

早々に私たちもどういったルールを持って子どもと接するか
決めなくてはいけないなと思います。

 

「酔っぱらったパパが嫌い」子どもに言われてとった手段とは?

4e243f872c209786a3c8e8ad4ecbb8b9_s「普段は優しいパパなのに、お酒を飲むとなんだか怖い」
「酔っぱらったパパが嫌い」
子どもにそう言われて
ある程度のことは多めに見ていた私も
きちんと伝えなくてはならない日がやってきました。
でも夫は機嫌を悪くして・・・・


今日のママコラムは酔った夫について。
最近はお酒を飲まない方も多いようですが
皆さんのお家ではどうでしょうか?

ストレスのある役職についてからなのか、
年齢によって酔いやすくなったのか
以前はただ楽しいだけだった夫のお酒でしたが
最近少し様子が変わってきました。
たった月1回程度の同級生との飲み会。
気の知れた仲間たちとの楽しい時間。
私は快く送り出していました。
夫の飲み会が許せなかったあの日・・でも今は?

でもここ数か月の酔い方はあまりいいものではありませんでした。
酔うと子どもを泣かすんです。
泣かし方はどれも幼稚なものですが
(驚かしたり、ちょっとしたイタズラやキスや羽ハグをしつこく迫る)
夜中に帰ってくるとみんなを起こしたり、
なんとなく絡み酒をするようになりました。
(ちなみに筆者の父もこのタイプで、普段は寡黙で真面目なのですが
酔うとしつこく絡んできて、子どもの頃は酔った父が嫌いでした。)

でも、そこで細かく指摘しても
酔った相手には無意味と考えて
目をつぶってきましたが
ある時、子どもたちと話していると
「普段は優しいパパなのに、お酒を飲むとなんだか怖い」
と打ち明けてくれました。
きっと子どもにとっては、普段と様子の違う夫は
怖いのでしょう。
このままではお互いのために良くないと思い、夫が酔っていないときに
この事を話してみることにしました。

ムッとする夫

反応はムッとして黙ってしまいました。

「たまの休み位、飲んで楽しくするのはいけないことなのか?」
「それはいけなくないよ、楽しんできてほしいよ。
でもその話とこの問題は違うでしょ」

夫はお酒を飲まない時は、申し分ない人です。
子どもをからかって泣かすことなどもちろんありません。
家族のために尽力してくれているのも十分わかっていて感謝しています。
でも、怖がっている事を、子どもが伝えてくれたのに
そのままにしておくわけにはいきません。

加えて
「俺はいつもそこまで酔っていない」
「酔っても羽目をはずさない」
と自信があるようです。
夫は昔からお酒に強かったのです。
でもその時と今は少し違っています。

この話し合いは失敗に終わり、お互いにわだかまりが残る形になってしまいました。

とある強硬手段をとることに・・・

そうこうしているうちに
次の飲み会の予定が入り、私も夫もなんとなくモヤモヤしていました。
楽しく飲むのは構わないので、子どもたちを
怖がらせないでほしいのです。

そして私はとある作戦を思いつきました。
そう、動画で撮影するのです。

夫は自分がどういう風に酔って絡んでいるのか
気が付いていないのです。
子どもたちは再び犠牲になってしまうのですが
酔って寝ている子どもを起こしたり、しつこく迫って泣かせている姿を
スマホで撮影することにしました。

爆笑、のち反省

酔った姿を短い動画に収め、
後日機嫌がいいときにその動画を見せてみました。
怖がっていた子どもたちも、
動画の中の夫には大笑い。
夫自身も「えーー?!えーーー?!」と言いながら
自分の姿に爆笑していました。

そして
「確かに、これは鬱陶しいな!」
「思ったよりもひどい!」と自ら認めてくれました。

加えて
「酔うと楽しくなって、みんなが寝てるのが寂しくなっちゃう」
「子どもたちが可愛すぎて舐めたくなっちゃう」など
いろいろフォローをしていましたが・・・

口で同じことを伝えたときは怒っていた夫も
素直に納得してくれました。
以後、少し改善された気がします。

客観的に酔った自分を知るのはなかなか難しく
本人はさほど酔っていないと思っているのはよくあるパターン。
酔い方に困ったら試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 


 

上の子を甘えさせるには?

良く性格占いのたぐいでは
「長子は甘えるのがヘタ」なんて言われることが多いとおもいます。
「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」と我慢させられたり
そういった直接的な事を言われなくても
面倒見がよくしっかりしている子が多いために
なかなか自分から甘えられないなどという・・・

では家の子供たちを見てみると
お姉ちゃんも、弟も両方甘えん坊です。
でも性質がちょっと違います。

素直に甘えたい!抱っこしてほしい!と表現する
下の子と、なかなか口では言えない娘。
でも二人ともまだ素直なので
「こっちにおいで」とか「たくさん撫でてあげよう!」と誘えば
ニコニコとした顔で寄ってきます。

やはり息子の方が積極的に甘えてくる分
口でなかなか言えない娘はやはり「甘えるのが苦手」なのかも
しれません。

「今日はゆっくり話せるね」

家の子供たちはまだ親と一緒に寝ています。
それで一日交替で私と一緒に寝る事になっています。

みんなで布団に入りながら色々話すのですが
話してる間に息子が寝落ちしてしまう事があります。

そんな時は
「今日はふたりでゆ~っくりお話できるね」
「たくさん話せるね」

と言います。

他愛もない話がほとんどで、5分もしない間に娘も寝てしまうのですが
翌朝は
「昨日はたくさんお話できたね」と言ってくれます。

「普段話せなくてごめんね」
「甘えさせてあげられないよね」

などとマイナスの暗示をかけるのではなく
「私も娘ちゃんと話す時間が大切なんだよ」と言う気持ちを
ポジティブな言葉で伝えています。

「いつもごめんね」
「我慢してるよね」
よりも
「今日は好きなだけ話そう」だったり
「今ならいくらでも抱っこできるよ」
という言葉がけをするようにしています。

 

自分が得意な分野を子供が苦手だとイライラしませんか?

先日自分の中のある感情に気が付いて驚きました。
子供たちも大きくなって入学して、
子育てに対する爆発的なイライラはだいぶ軽減されたものの
今度は物事の得意不得意、容量の良さ悪さなどが
気になるようになってきました。
気になる・・と言うよりも自分でどう接していいか迷っている所です。

例えば私と夫は子供に対して熱を入れがちな部分が異なります。
私は勉強の方、夫は運動に力を入れがちです。

運動神経が良い夫は、子供たちが跳び箱や縄跳びなどで
もたついていると最初は楽し気に教えてくれるのですが、
途中から次第に「なんでできないの?」となっていきます。

私は運動が苦手な子供だったので、子供たちの運動神経を見ていたら
ただただ「すごーい」と驚き喜ぶばかりです。
なので子供たちは自然と運動系の練習は私と一緒にすることが多くなってきました。

対して私がついついうるさくしがちなのが
字の丁寧さや宿題やテスト等、いろいろ言いたくなる気持ちが
どんどんと湧いてきて自分でも困惑しています。
決して教育ママになりたいわけでもありません。

「なんでできないのか理解できない」
「なんで丁寧に書けないのか理解できない」

ここが一番の私の根底に流れる気持ちです。
勉強がスキだったわけではありませんが、中学校までの勉強でつまずいたことが
ありません。
なので小学校低学年の内容で「うーん」「うーん」とうなったり
やりたくないとグズグズしている気持ちがなかなか理解できません。

これは運動神経が良い夫が「なんでできないの?」と言ってしまうのと
根本が一緒です。

そんな言葉を投げかけてもなんの解決にもならない事も
容易に想像できます。
ですから、自分との折り合いに困惑しているのです。


先日こんな本が目に留まりました。
日本アンガーマネージメント協会理事の戸田久実著
「つい怒ってしまう」がなくなる子育てのアンガーマネジメント
です。

「怒りは私たちにとって自然な感情」と前置きして
「怒りは身近にいる人物に一番強くでる」
「怒りが制御できない時に爆発し、後から後悔するのを減らしていく、なくしていく」のを目的とした一冊です。

ここに書かれているのは
「こどもは〇〇すべき」
「親は〇〇すべき」という決めつけが怒りを引き起こしやすいというものでした。

まずは自分の中に隠れている
〇〇すべきを洗い出して書き出して
本当に譲れないものはなんなのか、確認してみようとありました。

確かに私は
「字は綺麗にすべき(将来の信用にもつながるから)」と思っているのは
間違いありませんでした。
でも「跳び箱は飛べるべき」などと微塵も思っていないので
子供たちに対してイライラせず、長時間付き合ってあげられるのかもしれません。

その他アンガーマネジメントの具体的な方法が書かれていて
非常に興味深かったので
まずは自分の心から見直していきたいと思っています。

泥団子を褒めるか、作った子どもを褒めるか【子供の褒め方】

公園で子供が泥団子を持ってきたときに、あなたはどう褒めますか?

A 泥だんごを作ったあなたはスゴイ(人格を褒める)
B すごい泥だんごを作ったね(成果を褒める)

先日読んだ本にこんな問いがありました。

日本赤ちゃん学会理事長・同志社大学赤ちゃん学研究センター長 小西行郎教授の
「はじまりは赤ちゃんから」という本です。
「子どもの脳によくないこと、赤ちゃん学、脳科学を生かす子育て」には
もっと詳しくこの内容に触れていました。

子どもの脳によくないこと: 赤ちゃん学、脳科学を生かす子育て

私は迷わずにAと心の中で答えました。
子供を褒める時、基本的には成果ではなく人格を褒めるようにしていたからです。

保育園や幼稚園の先生の多くもA。と答えるそうです。

私が人格を褒めるように心がけていた理由は
ざっくり言うと、成果が出なくてもチャレンジしたことを褒められるからです。

本の中の小西教授の答えは
B。
成果を褒めてほしいと。

たくさんの経験や研究をされてきた先生は
「この泥団子はすごいね!」と褒めた方が子どもは喜ぶ
と書いていました。

そしてそこには大切な続きが・・・

「この泥団子すごいね」
「どうやって作ったの?」
この、どうやって作ったかを加えることで、豊かなコミュニケーションが
生まれ本当の意味での満足感が得られると。

じゃあ気になるのは失敗してしまった時。
「がんばって作ってたね、何が失敗だったんだろうね?」と
聞いてあげ、
一緒に作ってあげたり、どちらがうまくできるか競ったり
体験を一緒にすることが大切だと。

この内容はまさに目から鱗でした。
褒める事が大切ではなくて「理解して」「体験」することが大切。

確かにそうなのかも・・・?
と自分の過去を振り返りました。

私は幼少期、特に褒められて育ちませんでした。
どちらかというと怒られて育ったと思います。
でも「親が私を理解してくれている」「認めてくれている」
という感覚は大人になってからもずっと残っていて
自分の人生の基礎を築いているとおもいます。

「親が私を認めてくれている」という感覚は
褒めらてたから根付いたわけではなく振り返れば
「選択を否定されない」「話を聞いてくれる」の積み重ねだったように思います。

不器用で、失敗や迷惑をかけることが多い子ども時代でした。
でも「Aをやってみたい」と思った時に
「Bにしておきなさい」と先回りされた経験はあまりなく
(ルール外の事は別です)
Aをして失敗し、怒られる経験はたくさん残っています。

子供の時は
「なんで先に教えてくれなかったの?」と不貞腐れることもありましたが
「親が私を理解してくれていない」と拗ねることはありませんでした。

私は自分が子供の頃「もっと褒めてもらいたかった」と思った経験から
なるべく褒めて育てようと思っていますが
褒めることは意外と難しい事なのかもしれません。

褒めるにはよく子どもを見て、どこをがんばっているのか工夫しているのか
よく知っておかないと
ちゃんと褒められないという事だと思います。

泥団子の話で言えば
泥団子を作っている最中は無関心で
完成した泥団子だけすごく褒めても
確かにあまりうれしくないのかもしれません。
これは大人も同じですね…。

私自身褒めることが習慣化してしまっているなぁとハッとさせられたし
きっと子供たちも褒められることが習慣化してしまっているのでは
ないかと思います。

この本を読んだことで、
自分の褒めるをもう少し見直していきたいと思いました。

子どもがとっても怖い夢を見たとき、我が家では

みなさんのお子さんは夢を良く見ますか?
そして「とっても怖い夢」を見たとき、どのように接していますか?
我が家の子どもたちも良く夢を見ますが
「とっても怖い夢」を見たときは、〇〇するようにしたら
後を引きずらなくなったんです。

子どもはたくさん夢を見る

そもそも子どもは大人よりもたくさん夢を見ると言われています。
レム睡眠の長さや、日常の出来事がそのまま夢に反映されやすい
とも言われています。

我が家の子どもたちはまさにそれで
震災や殺人事件・誘拐事件などのニュースを
見たり、何かちょっとしたことがあった時
体調が悪いときや悪くなる前兆として、良くあるのはトイレに行きたくて…
楽しかった映画を見ても、晩にはそれが影響して?
さまざまな夢を見ます。
(ちなみに怖い夢を見る=ストレスがあるとは私は考えていません。
もちろんそういう日もあると思いますが
子どもは色々な夢を見るものだと思っています。
ストレスがわかっているときは「きっとあの事のせいだな」と心の中で
思う程度で、子どもが怖い夢をみても「何かストレスがあるのかな?!」
とストレスの原因を探るようなことはしません。)

楽しく、もっと見ていたくなるような、見ながら笑っている
夢ももちろんありますが、
そういう夢は意外とすぐに忘れてしまい
悪夢を見ると一日~数日にわたって引きずってしまう事があります。

以前の私の対応は「とにかく早く忘れさせようとする」

私の以前の対応は
子どもたちが不安がってたら抱きしめて
「それは夢だからもう大丈夫だよ。」「それは夢だから〇〇は起こらないよ」
「ママが守ってあげるから大丈夫だよ」

と言って
子どもがまた同じ話をしようとすれば、話題を変えて
気分を変えてあげようと思っていました。
(たぶんそんなに間違っていない対応だと思いますし、この方法で
うまくいくお子さんも多いと思います。)

でも、
うちの子どもたちにはその対応はあまり合っていなかったようで
私が話題を変えようとすると
とても悲しそうになり
無理に楽しくしようとしている感じもしました。
極め付けは悪夢が発端となり、とても心配症になったり怖がることもありました。
「消化できていないんだなぁ」とみていました。

もし「夢の話をするなんて迷惑なんだ」「くだらない事なんだ」と
子どもたちに思わせてしまったなら
それは私の意図とは全然違うものになってしまいます。
たくさん話してくれて、それで不安がなくなるならいくらでも話してくれていいんです。

それである時、夜中に泣きながら子どもが起きてきて
「怖い」「怖い」と言うので
抱きしめたり、安心させた言葉をかけて一度一緒に寝て
翌朝「昨日の怖い夢ね・・・」とまだ忘れていないようだったので
「どんな夢だったか絵にかいてみて、教えて」と言いました。

新規ドキュメント 5_2↑その時娘が描いた絵。何かおおきなうずまきを運ぶ競争をさせられている。

描いている間「これがすごく怖くて・・」と話していましたが
描き終わった後「なんだこれ!」と自分で大笑い。

「確かに夢で見たときはすごく怖かったの」
「でも絵に描いたら笑える話だった」

と言って本当にすぐに消化できたようでした。

悪夢をあえて絵に描いてもらう

この方法で我が家は怖い夢を引きずらないようになりました。
最初はあえて具体化させない方が良いんじゃないかとの思いもありましたが、
なぜか絵に描いてもらうと
自分の中で夢と現実の区別がつきやすいように感じました。

息子の悪夢です↓新規ドキュメント 5_1おばけとおじさん(知らない人)が舌を出しながら
「舐めさせて~」とおいかけてくる。というもの。
見た直後は号泣していました。
本当に怖かったようです。
あまりにも怖かったようで「寝たらまた怖い夢を見る」と言って
なかなか布団に入らないので 夜中に描いてもらいました。

でも絵に描いた後、なぜか大笑い。
すっと寝てくれました。

不思議なのですが、私の子どもたちはこの方法があっているようです。
今では「描いて」とお願いしなくても
自分で勝手に描いて見せてくれます。

そして描いてもらった後
「この怖かった夢の絵は捨てちゃおうね~」なんて言うんですが
「この絵取っておいて」と言われるんです。気に入っているみたいです。
不思議ですね。

もし、切り替えが苦手で
怖い夢を見たときにずっと引きづってしまうタイプのお子さんでしたら
一度試してみてくださいね。

 

体格・できること 他の子と自分の子の成長の違い、どこまで気にする?

19862比べたらダメなんだと思っても・・・

先日、ママたちがたくさん集まる中でお話しする機会がありました。
その何気ない会話の中で
「〇〇ちゃんは2歳でひらがなが全部読めるようになったってフェイスブックに書いてあった」
「〇〇くんは同じ年なのに縄跳びを跳んでる写真があった」
「〇〇くんは幼稚園生なのに120センチ以上ある!」

という話がたくさん出てきました。

早ければいいというわけではありませんし、
体の成長も大きければよいというわけではないけど
でも子どものころは「早い」「大きい」はちょっとした安心、
他の子と比べて「遅い」「小さい」って心配のタネになってしまいます。

実際に遊んだり会ってみて、ほかの子と自分の子の成長の違いに
驚くことがあります。
それ以上にSNSでの情報は「その成功の瞬間のみ」切り取っていることが
多いので焦る材料になるのかもしれません。
例えば自転車にしてもひらがなにしても、何歳から本人が興味を持ちやり始めたか
その子の普段の生活や身体能力は家族以外にはわかりません。
「結果としてできた」部分だけ切り取って知ると
「自分の子は遅れているのか」「自分がやらせていなさすぎなのか」
と突然心配になることがあるかもしれません。
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ちなみに我が家では・・・・
上の子はだいたい年齢以上になんでもできるほうだと思いますが、
本当は容量の良いタイプではなく自分で平均に仕上げています。
誰かが自分ができないことをできていると、いち早く察知して
できるようになるまで練習します。
友達の前で練習したくないというプライドの高さもあり、
他の子にとってはいきなりできるようになっているので
いつも「なんでも早いね」と言われます。
本当は早くないのです。

保健所・雑誌・ネット・SNS・友達や親戚の子
さらには兄弟や自分の子どもの時・・・・
「比べるな」「比べると良くない」と言われても
比べるための情報があふれていて気になるのは仕方ないことなのかもしれません。
もしこの時点で誰とも比べずに育児ができている人は
とても素敵だと思います。

私は他人の子というよりは兄弟間で成長の速度を比べてしまうことがあります。
年子だったこともあって、記憶が鮮明です。
自分の子なので育て方も似ています。
「比べるのは子どもにとって良くない」と思っても対象が近くにいると
どうしても比べてしまう事があります。

じゃあ、「できない」方が悪い劣っているかと思うかといえば
そうとは思いません。
できる事できない事は項目だけでなく、心の使い方などを含めて
本当に個性的で、その子の魅力だと思います。
大人だって苦手なことと得意なことがあって
それがその人の魅力ですよね。
むしろ「できない・苦手なことをやろうとする」という気持ちは
とてもとてもカッコよくて
大人ではなかなか見ることができない姿です。
結果や仕上がりよりも、苦手な事にチャレンジしているときは
得意な事をやっている時より褒めたいと思っています。

〇〇ちゃんはできてるのに!
専門家の方の中には「〇〇ちゃんはできてるのに」などと言うと
子どもにストレスを与えてしまい絶対にダメ!と言う方がいます。
私だって夫に「〇〇の奥さんはできている」と言われたらキレると思います。
比べられるとやる気をなくし
「意地でもやらない!」と思う子もいます。私はそのタイプです。

でもこれも子どもの性格によると思います。
比べる対象が明確だと頑張れたりスイッチが入る子がいます。
園に入ると突然成長速度がはやまったりするのは、子どもが自分でお友達のできる事を良く見ているからではないでしょうか。
少しだけつつくと自分の力を発揮できる子もいるので
一概に「絶対にダメ」でもないなと感じています。
でもなんでもかんでも比べられたら・・・それは嫌になるかもしれませんし
親が怒鳴ったりイライラした環境や子どもが何かを失敗したタイミングでその言葉を言われたら
傷つくのは容易に想像できます。

比べるのはダメなことなの?
実は「比べておいて良かった」と思った経験があります。
子どもの成長ホルモンの疾病が早期に発見できたのです。
平均やほかの子との成長をまったく気にしていなかったら早期に発見することは
難しかったと思います。

比べたり平均をある程度知っておいても
お互いにとってストレスにならない塩梅を見つけられると
良いなと思っています。

SNSの他人の子の成長が気になりすぎる場合は思い切って見ないことも
大切かもしれませんね。