子どもがとっても怖い夢を見たとき、我が家では

掲載日:2018年05月4日

みなさんのお子さんは夢を良く見ますか?
そして「とっても怖い夢」を見たとき、どのように接していますか?
我が家の子どもたちも良く夢を見ますが
「とっても怖い夢」を見たときは、〇〇するようにしたら
後を引きずらなくなったんです。

子どもはたくさん夢を見る

そもそも子どもは大人よりもたくさん夢を見ると言われています。
レム睡眠の長さや、日常の出来事がそのまま夢に反映されやすい
とも言われています。

我が家の子どもたちはまさにそれで
震災や殺人事件・誘拐事件などのニュースを
見たり、何かちょっとしたことがあった時
体調が悪いときや悪くなる前兆として、良くあるのはトイレに行きたくて…
楽しかった映画を見ても、晩にはそれが影響して?
さまざまな夢を見ます。
(ちなみに怖い夢を見る=ストレスがあるとは私は考えていません。
もちろんそういう日もあると思いますが
子どもは色々な夢を見るものだと思っています。
ストレスがわかっているときは「きっとあの事のせいだな」と心の中で
思う程度で、子どもが怖い夢をみても「何かストレスがあるのかな?!」
とストレスの原因を探るようなことはしません。)

楽しく、もっと見ていたくなるような、見ながら笑っている
夢ももちろんありますが、
そういう夢は意外とすぐに忘れてしまい
悪夢を見ると一日~数日にわたって引きずってしまう事があります。

以前の私の対応は「とにかく早く忘れさせようとする」

私の以前の対応は
子どもたちが不安がってたら抱きしめて
「それは夢だからもう大丈夫だよ。」「それは夢だから〇〇は起こらないよ」
「ママが守ってあげるから大丈夫だよ」

と言って
子どもがまた同じ話をしようとすれば、話題を変えて
気分を変えてあげようと思っていました。
(たぶんそんなに間違っていない対応だと思いますし、この方法で
うまくいくお子さんも多いと思います。)

でも、
うちの子どもたちにはその対応はあまり合っていなかったようで
私が話題を変えようとすると
とても悲しそうになり
無理に楽しくしようとしている感じもしました。
極め付けは悪夢が発端となり、とても心配症になったり怖がることもありました。
「消化できていないんだなぁ」とみていました。

もし「夢の話をするなんて迷惑なんだ」「くだらない事なんだ」と
子どもたちに思わせてしまったなら
それは私の意図とは全然違うものになってしまいます。
たくさん話してくれて、それで不安がなくなるならいくらでも話してくれていいんです。

それである時、夜中に泣きながら子どもが起きてきて
「怖い」「怖い」と言うので
抱きしめたり、安心させた言葉をかけて一度一緒に寝て
翌朝「昨日の怖い夢ね・・・」とまだ忘れていないようだったので
「どんな夢だったか絵にかいてみて、教えて」と言いました。

新規ドキュメント 5_2↑その時娘が描いた絵。何かおおきなうずまきを運ぶ競争をさせられている。

描いている間「これがすごく怖くて・・」と話していましたが
描き終わった後「なんだこれ!」と自分で大笑い。

「確かに夢で見たときはすごく怖かったの」
「でも絵に描いたら笑える話だった」

と言って本当にすぐに消化できたようでした。

悪夢をあえて絵に描いてもらう

この方法で我が家は怖い夢を引きずらないようになりました。
最初はあえて具体化させない方が良いんじゃないかとの思いもありましたが、
なぜか絵に描いてもらうと
自分の中で夢と現実の区別がつきやすいように感じました。

息子の悪夢です↓新規ドキュメント 5_1おばけとおじさん(知らない人)が舌を出しながら
「舐めさせて~」とおいかけてくる。というもの。
見た直後は号泣していました。
本当に怖かったようです。
あまりにも怖かったようで「寝たらまた怖い夢を見る」と言って
なかなか布団に入らないので 夜中に描いてもらいました。

でも絵に描いた後、なぜか大笑い。
すっと寝てくれました。

不思議なのですが、私の子どもたちはこの方法があっているようです。
今では「描いて」とお願いしなくても
自分で勝手に描いて見せてくれます。

そして描いてもらった後
「この怖かった夢の絵は捨てちゃおうね~」なんて言うんですが
「この絵取っておいて」と言われるんです。気に入っているみたいです。
不思議ですね。

もし、切り替えが苦手で
怖い夢を見たときにずっと引きづってしまうタイプのお子さんでしたら
一度試してみてくださいね。