子どもが繰り返し読んでくれる、失敗しにくい絵本の選びのコツ ②

掲載日:2015年09月25日

939f1cb3b66de84efa9935d205e0f670_sその①はこちら

せっかく絵本を購入するなら子どもが繰り返し繰り返し読んでくれる
お気に入りの絵本を買ってあげたいですよね。
ではどうやったら「繰り返し読む」お気に入りの絵本に出会えるのでしょうか?

子どもにいきなり本屋さんで絵本を選んでもらうと陥りがちなのが
「アニメのキャラクター」の本、オモチャがついてるしかけの本、
ばかり選んでくるという事です。

こういった本が悪いわけではありません。時間つぶしやプレゼントにはぴったりだと思います。

しかし読み聞かせには適さない場合が多く、
親子のコミュニケーションを深める絵本になりにくい事も。

今回は失敗しにくい絵本選びのコツをご紹介します。


 

8c2c364d30d6009010571cd0668401cc_s
①図書館を有効活用しよう
子どもとの遊び場にぜひぜひ加えてほしいのが図書館です。
確かに図書館のような静かな場所に子どもと一緒に行くのは大変です。
特にやんちゃな子の場合、「絵本を選んでる場合ではないのでは?!」と敬遠してしまいます。

最近は「こども図書館」のような子どもだけが過ごしやすいような図書館もあり、
子どもが絵本を選びやすいように階や部屋を分けてあったりします。
思い切って一度行って見ることをおススメします。

ここで子どもに選んでもらって借りてみて、借りている期間中何度もねだられる絵本。
または、一度返したのにまた選んでくる絵本。
こういった「繰り返しの絵本」は購入しても飽きずに読んでくれ
子どもにとって大切な一冊になる可能性の高い絵本です。

②本の読み聞かせイベントに行こう
その

でも書いたように子どもは「知っている絵本」が大好き。
読み聞かせで知っている本は「世界観」を体験した本です。
その上で気に入っているお話は購入の目安になります。

絵本の読み聞かせイベントは書店や図書館、児童館などでも行っています。
イベントではなくても「園で先生が読んでくれた絵本」も同様です。

③子どもも読み手も気に入っている絵本を買ってあげよう

私が絵本の購入で大切なポイントだと思うのが
「読み手」がその絵本を好きかどうかです。
「読み手」が気に入らない本は心を込めて楽しく読んであげることができません

子どもが好きだけど、読み手は気に入っていない。こういう事もあると思います。
そういう場合は図書館で借りるのが一番だと思います。

家に置く絵本と借りてくる絵本では役割が違います。
家に置く本はともに過ごす本です。
絵本の読み聞かせはコミュニケーションなので

親子が気に入っている本。これが長く愛されて大切にされる絵本の要素だと思います。

04d45dac3bd7bc7115435787ce4f4da5_s
④ベストセラーを知っておく

絵本業界におけるベストセラーの特徴は、一時的に爆発的に売れるのではなく
長い年月をかけて売れているケースが多い点です。

その分、広告やテレビCMによって内容のないものが大量に売れることは少なく
安定して子どもが好きである確立が高くなります。

ミリオンセラーの絵本一覧(ウィキペディア)

を見ればわかるように出版年数が古い作品が多く、
読み手が子どものときに読んだ作品もあるのではないでしょうか。
このような作品は③にも当てはまりやすく、読み聞かせしやすい絵本なのでおススメです。

また書店などで無料配布されている「ミリオンぶっく(企画 TOHAN)」もおススメです。
ミリオンセラーの絵本が掲載されているだけではなく、年代別・年齢別に索引もついており
見つけたらぜひ手に取りたい冊子です。

2567725676