6月<親子で家庭菜園を楽しもう② ~苗植え~>

掲載日:2015年06月10日

DSC_0604 手軽に家庭菜園を始めるには、を買ってきて植えることをお勧めします。

植付けといって種まきをして育てる方法もありますが、今回は苗から育てる方法を紹介します。
なお、種まきから育てる場合は植付けの時期がその野菜に適した時期であるかが重要なポイントとなります。植付けの適期を守らないと生育不良や未収穫で終わることもありますので、事前に植付け時期を調べましょう。

苗の植付け

  1. 土つくりで準備した畝やプランター等に苗がすっぽり入るくらいの穴を掘ります。
  2. 植え穴にたっぷり水を注ぎ、水が引くまで待ちます。
  3. ポットから苗を取り出します。苗の根本に手を添えて逆さまにしてポットから取り出します。
  4. 植え穴に苗を入れ、株元に土を寄せて、手で軽く押さえます。
  5. 株元にたっぷりと水をかけます。

植え付けは曇りの日を選びます。特に、日差しが強い日、風が強い日は避けましょう。

苗の選び方

育てたい野菜の苗を購入します。苗の選び方は野菜により異なりますが、初心者向きということで、どの苗にも共通していえることを紹介します。

  1. 病気、害虫被害を受けていないか
  2. 葉が厚く、色がしっかりと濃いか
  3. 下の葉が黄色くなったり、枯れたりしていないか
  4. 張りのある子葉(双葉)がついているか
  5. シッカリとした茎と葉で、シャキっと上を向いているか
  6. トマト、ナス、ピーマンなどの場合、花芽がついているか
  7. ポットの下から、白い根が見えているか
  8. 本葉が5枚以上あるか(野菜にもよります)
  9.  成長しすぎていないか(花が2つ以上咲いているものは植え時が過ぎています。)

植付け時に注意したいこと

  1. 植付け時の苗と苗の間隔植え付ける野菜やその野菜の成長の仕方(上にのびる、横に広がるなど)に応じて適切な間隔をとること。
  2. 苗と苗の間隔が狭すぎる風通しが悪くなり、病気になりやすい。
  3. さつまいも等の根菜類は間隔を広げすぎると大きな雑な実をつけるため、25cm間隔くらいで植え付けると小ぶりな味の良いものができる。

異種の野菜を隣接させて栽培すると害虫予防に繋がります。また、お互いに良い影響を与え合うものあるので、事前に調べてから植付けを行うと良いでしょう。
性質の異なる野菜を隣接させることで、その野菜を好む害虫が隣の野菜の影響で寄り付かなくなる
※隣接させることでお互いに良い影響を与え合うものがある(コンパニオンプランツ)ため、植付けしたい苗のコンパニオンプランツを調べてみるのも面白い

<おまけ>
家庭菜園といえば、トマト!!トマトのコンパニオンプランツを紹介します。
それぞれ、害虫を寄せ付けない、益虫を招く、風味が増す、成長を促すなど、効果は様々です。

アスパラガス、キャベツ、セージ、バジル、パセリ、ボリジ、マリーゴールド、ミント、ローズマリー、ラベンダー、ニラ、シソ、チャイブ、ニンニク、ラッキョウ、玉ネギ、レモンバーム

是非、植える苗にあったコンパニオンプランツを調べてみてくださいね。