お料理のキホン<調味料さしすせそ>

掲載日:2015年06月5日

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調味料「さしすせそ」とは

•砂糖(さとう)
•塩(しお)
•酢(す)
•醤油(せうゆ、正しい字音仮名遣は「しやうゆ」)
•味噌(みそ)

の順番のこと。
料理の味付けは、基本的に「さ→し→す→せ→そ」の順で用いるが、その理由についても説明します。

  1. まず甘味はなかなか浸透しにくいので、砂糖を入れるのは早い方がよい。特に塩や醤油を先に入れてしまうと食材に甘味が付きにくくなるため最初に入れる。
  2. 塩(塩水)は浸透圧が高く食材から水分を呼び出すため、煮汁の味を決める初期に入れる。砂糖の前に入れると砂糖の味が食材に入らなくなるため、砂糖よりあとに入れる。
  3. 酢は早く入れ過ぎると酸味がとんでしまうので、調理進行を見計らって入れる。塩以上に食材に味が染みるのを妨害するため、塩よりあとに入れる。
  4. 醤油、味噌(またはソース、ソーダ)は風味を楽しむものなので、仕上げに入れる。

※アルコールによる臭み消しと食材の味付けを促進させる作用から、調理酒・本みりんなどの酒類を入れる場合は砂糖よりも早く最初に入れ、みりん風調味料は味噌より遅く最後に入れる。