全く飛べない子になわとびを教えるコツ♪その1

掲載日:2017年11月21日

085192秋になり、教材になわとびを取り入れる園や学校も多いのではないでしょうか?
なわとびって教えるの、とても難しいですよね。
今日は子どもの自主練習に役立つ
全く飛べない子になわとびを教えるコツをご紹介します。

①まずは適切ななわの長さを知る
まずは子どもの身長に合わせて縄をカットしましょう。
縄はビニール製よりも縄のものの方が最初のステップには適しています。(その⑤で後述)

身長+55センチが目安といわれていますが、メジャーがないと測れないので
少々面倒ですね。
縄の中心を足で踏んで、脇を締めて腕を直角に伸ばしたとき
縄がたわまない長さがよいと言われています。

☆スマホを効果的に使おう!!
近年体育の授業にタブレットを取り入れている小学校もあるように
自分の姿を客観的に見ることはとっても重要です。
スマホで簡単に動画撮影できるので
ぜひぜひ練習の記録を動画撮影してみてください♪

②両足でジャンプ!
まず、子どもがなかなかできないのが「両足ジャンプ」です。
縄はまず置いて、ただ両足をそろえて飛ぶことを練習します。
縄跳びが飛べない理由のひとつが、両足でジャンプできていないことです。
まずは5回→10回と最後まで両足をそろえて飛べているか見てあげてくださいね。

③両手をつないでジャンプ
次に、大人と両手をつないで一緒のタイミングで両足ジャンプの練習です。
早いテンポは難しいので
「い~ち、(休んで)せーの、に~い(休んで)せーの、」というような
一回一回休んだテンポでOKです。

④一度縄を持って回してみよう(撮影)
一度縄を持って回してみましょう。
多くの子どもはここでまっすぐに縄を回すことができません。
体にからまったり、縄を前に持ってくることもできない場合も多いです。
そして回している間に腕にぐるぐると絡んでいきます。

もし、ここでまっすぐに回せる子は、後はジャンプとのタイミングの練習に移ります。

⑤縄に重りをつける
ビニール製の縄跳びがはじめてのなわとびにあまり適さないのは
縄が細くて軽すぎるためです。
しっかりと回す感覚がつかみにくく、体に絡まってしまったりします。
そのため簡単な重りを使ってみると良いでしょう。

・トイレットペーパーの芯を縄に通す
・縄の中央にビニールテープを巻いて小さな球を作る
・縄の中央に洗濯ばさみをはさむ

などの方法があります。
洗濯ばさみは手軽ですが、強くたたきつけると割れて怪我をする可能性があるので
気をつけてくださいね。

こうすると、縄が自分の上を通っている感覚がつかみやすく
目でも確認できます。

⑥片手で縄をもって回してみる
縄を利き手に両方持ってみて、うまく回せるかチャレンジしてみよう。
手首を回す感覚を覚えよう♪
このとき、足は跳ばなくてOK、できたら両手で縄をもって回してみよう

⑦「前進とび」へ
まずは縄を回して、地面につけたら
「両足ジャンプ」
また回して、縄を地面につける・・・・「両足ジャンプ」を繰り返し
前進しながら飛んでみる。
この時、歩いて縄を「踏み越える」のではなく
②で練習した両足ジャンプできているか見てあげてくださいね

⑨それができるようになったら、ついに「前とび」の練習開始!
スマホで撮影してあげながら、
姿勢が前のめりになっていないかをチェック。
ぜんぜん飛べないようなら、出来てない箇所に戻って練習します。

☆一番は褒めてあげる♪
縄跳びの練習は親にとっても根気が必要です。
出来る子はすぐにコツを掴みますが、出来ない子はまずは両足ジャンプで
つまずいてしまいます。
大人が飛んでいる見本を見てもなかなか理解が出来ません。
やっぱり自分で感覚を掴む必要があります。

長い間練習に付き合うのは大変ですが
スマホやタブレットをうまく利用してたくさん褒めてあげてください。