体験レポート「キネティックサンド」②

掲載日:2015年11月23日

我が家では2歳の男児と4歳の女児の2人の子供がいます。上の子が2歳6カ月の頃にキネティックサンドを購入しました。下の子は1歳頃、外でお砂場遊びするようになった頃からキネティックサンドでも遊び始めました。

キネティックサンドを初めて知ったのは、店頭にサンプルが出ていて実際に触る機会があり、そこで初めて目にして、手にしました。子供はもちろん、私たち大人も度触ったらずっと触っていたくなりました。子供はずっとずっと遊び続けていました。

そこで、下の子が小さいこともありあまり外遊びに連れて行ってあげられない状況だったので、思い切って無色(ノーマル)の砂を1箱購入しました。

付属のテーブル等は購入せず、100均で一番大きいタッパーとお砂場遊び用のグッズを用意しました。また、砂がこぼれることが予想されたので、レジャーシートを敷いてそのうえで遊ばせるようにしました。

型抜きが思い通りにいくこと、形をつくったものを切れること、何ともいえない触り心地が楽しく、2歳児でも2時間以上熱中して遊ぶこともありました。特に、まだ砂場ではうまく作れない「おだんご作り」や「プリン作り」、「型抜き」などができ、”できる!”という達成感で本人もとても嬉しそうに遊んでいました。

しかし、レジャーシートを敷いていてもやはり砂がこぼれてしまい、それが気になり始めたころから、あまり遊ばなくなりました。そして、砂が散らばり、だんだん減っていくのをみていると、気付いたらあまり遊ばせなくなっていました。

ただ、様々な店頭でサンプルで遊べる機会があり、そこで熱中して遊ぶ姿をみて、遊ばせ方について考えるようになりました。せっかく購入した素敵な屋内での砂遊びなのに、宝の持ち腐れになっていないか。どうしたら親子ともにストレスなく、遊ぶことができるか考えました。

店頭のサンプル遊びと家庭での遊び方の違いは歴然でした。

まず、家では付属のテーブル等を使っていないことです。そしてもうひとつ、こぼした砂を親が几帳面に気にしていないことです。

付属のテーブルを購入する決断ができなかったので、まずは私たち親の覚悟を決めることにしました。砂はこぼしても散らかしてもいい。そういうものだという意識で子供が好きなように遊ばせるようにしました。この親の意識が違うだけで子供は好きに遊べますし、長い時間集中して遊びました。

子供がたくさん遊び、たくさん汚すことで、私たち親こぼれたり散らかった砂を上手に集める方法も学びました。

砂を丸めて転がしていくと砂がくっついてくるから集めやすいといいますが、私はこれがうまくいきませんでした。でも手の平で一か所に集めるようにすると砂が床面の小さな隙間(畳の隙間やフローリングの隙間、レジャーシートの縫い目など)に入り込んでしまったり、結局すべての砂を上手に回収できませんでした。

何度も何度も掃除をするうちに、綺麗に、効率的に砂を回収する方法がわかりました。それが、手の平や指の腹を砂に押し付けて持ち上げるというもの。散らかった砂を手の平や指の腹で押し付けるだけで、手の平や指の腹が面した部分の砂は綺麗に手の平にくっつき、回収できます。

上手に回収できるようになると、更に砂のこぼれや散らかりが気にならなくなりました。その結果、子供たちにキネティックサンドで遊ばせる機会も増えましたし、子供たちは思う存分好きなように遊ぶことができるようになりました。 

次に、テーブル遊びについてです。専用のテーブルをお借りしてテーブル遊びをさせてみました。テーブル遊びをさせた方が砂が散らからないことがわかりました。

また、子供もお城作りなどひとつの大きなものを作るキッカケになっているように見えました。4歳の女児にはテーブル遊びは遊びの幅が広がり、とても良いと思いまいた。

しかし、もうすぐ2歳になる男児はまだ作品という感覚がなく、テーブル遊びよりもレジャーシートの上で好きに遊ばせる方が遊びの幅が広いように感じました。まだまだ作品らしいものが作れないので、砂の感触を楽しんだり、砂を握ったり、踏んだり、足形や手形を作って喜んだり、とにかく砂に触れることを楽しんでいます。

まだまだ小さい子どもに体全体で砂遊びをさせるためには、テーブル遊びよりもレジャーシートでの遊び方がおすすめです。ただし、体全体、洋服にも砂がつくこと、レジャーシート外に砂が散らかる覚悟が必要です。

そこで次に考えたのが、屋内砂遊び用のマットです。部屋の広さ、使用人数等に合わせて、簡単に片付け、収納もできる、砂遊び用のマットを作りました。

内側は砂がくっつかない生地を選び、ニット素材にしました。また、周りに高さを付けることで、子供がこのマットから外に出なくなりましたし、砂が外に散らからなくなりました。また、マットの外周に紐を通すことで、このマットが巾着に早変わりします。砂や砂遊び道具とともに巾着の中に片付けることができ、とても便利です。現在では、屋内砂遊び用のマットの上で、上の子はテーブル遊び、下の子はマットの上で直接砂遊びを楽しんでいます。

 

【屋内砂遊び用マットの作り方】

【キネティックサンド】屋内砂遊び用マットの作り方

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