母乳が出ない!悩み苦しんで調べ、行った事あれこれ&後日談

掲載日:2017年10月6日

1a50c71f816b16233dd26be0619ec02e_s私が初めての妊娠でたまたま通った産婦人科は
「完全母乳育児」を推奨するところでした。
産婦人科をそこに決めた理由は特になく、
綺麗で評判が良かったのでなんとなく決めました。

当たり前のように「自分は母乳が出る」と思っていたので
定期開催される母乳についての勉強会もとても役立ち、
母乳に詳しい助産師さん看護師さんがいることも励みになりました。

しかし産まれてくると、完全母乳育児の縛りに苦しむことになりました。

母乳が全くでない・泣き続ける娘

私は高リスク出産だったため、予定帝王切開で出産しました。
出生体重も2800gで標準です。
事前に助産師さんのチェックで乳首も問題なしでした。

しかし授乳前後で赤ちゃんの体重を計り、哺乳量を調べると
「0g」「1g」
「2g」など、ほとんど出ていない&飲めていない結果ばかり。
周りのお母さんは「50ml」も出ていた!なんて喜ぶ声も聞こえました。
なんで私だけでないの?
なんで飲んでくれないの?
産後のホルモンバランスの崩れや、寝不足もあり

授乳の時間はとても苦痛で悲しく、毎回涙が出ました。

また病院が完全母乳を強く推奨していることもあり、
経験豊富な助産師さん・看護師さんから様々なアドバイスをしてもらいました。

・水分をたくさん摂る 一日5ℓ!
病院ではタンポポ茶を飲んでいました。
真面目なので本当に5ℓ近く飲んでいました。
スポーツ飲料も薦められましたが、タンポポ茶を好んで飲んでいました。


・バランスの良い食事をする

・とにかく頻回授乳
・その他の時間は搾乳
といっても搾乳機にほとんど出てきません。

・体を冷やさない・足を温める
授乳まえにお風呂に入る。足湯につかりながら授乳する。
いろいろ試しました。


・マッサージをする(してもらう
自分でもしょっちゅうしていましたし、
助産師さんも無料で何回もしてくれました。

それでも全く出ません。
わが子は泣き続け、私もフラフラです。
寝ることを薦められても、寝る時間などないのです。

眠いけど、泣いていて眠れない・・・
頻回授乳させなきゃ・・・搾乳して母乳量を増やさなきゃ
と追い立てられます。

結果・・・産後1ヶ月どんなに頑張ってもでませんでした。

先述したように、完全母乳育児推奨医院だったので
マッサージやアドバイス、本など母乳に関する情報やプロには
とても恵まれていました。
「混合にしないように」「完全母乳で」というアドバイスにとにかく苦しみました。


そして「混合」へ

しかしあまりに体重が増えないので、
医院からも仕方なく(本当に仕方ない・・・という感じで)
「混合」にするように指示がありました。
自分たちだけ落第したかのように、
ミルクを飲ませる姿を隠したいような気持でいっぱいでした。

ミルクをゴクゴク飲む姿も、喜べませんでした。
お腹いっぱいになり、安らかに眠る姿も初めて見ました。
なんだ・・・なんだ・・・お腹いっぱいになればちゃんと寝るんだと
衝撃をうけました。

混合を始めるとすぐ娘の体重がどんどん増加し・・・
産後4ヶ月でまさかの完全母乳へと移行しました。

娘は吸う力がとても弱かったのでしょう。
体重が増え、吸う力が強くなっていきました。
そしてリスク出産による大量出血で貧血だった私の体も
まだ準備ができていなかったのかもしれません

あの「完全母乳」にこだわった1ヶ月はなんだったのか、
もう完母も混合も完ミでも、
本当にどうでもよくなった時期に私は完母になりました。
もうこの時の私は「なんでもいいからちゃんと育てばそれでいい」
心から思ってました。

あれだけ母乳にこだわった産後1ヶ月には全くでなかった母乳。
どうでも良くなってから溢れるように出る母乳。
もしかすると、完母へのこだわりが親子ともに
ストレスになっていたのかもしれません。
水も5ℓも飲みません。足湯なんてしません。
食事も適当になってきたころです。
そして「赤ちゃんってかわいい!」とやっと思いはじめたころです。

第二子は、産まれる前からパジャマがびしょ濡れになるほど
最初から大量に出ていました。
それこそ授乳量の計測で50mlと出るほどです。

それでも、場合によってはミルクをあげて一緒に昼寝をし体を休ませていました。
「母乳のため」には特に何の努力もしませんでした。
同じ帝王切開、同じような体重でしたがここまで違うのかと驚かされました。
また、あの授乳室でたくさん出ていたママさんたちも
2人目3人目の出産だったのかも・・・なんて思います。
母乳がを出すための努力ももちろん大切ですが、
どんなに頑張っても出ないものは出ない・・・
出る時は何もしなくても出る・・
それが私の感想です。

もし完全母乳や母乳に悩む方がいたら、
こんなパターンもあること参考にしてもらえれば幸いです。