「いつもそうやって諦めるから何もできないんだ」

掲載日:2018年08月27日

先日子供たちと公園に遊びに行った時の事です。
娘と同じくらいの年の女の子が一人で泣いていたので
ずっと気になっていました。

最初はポロポロと、どんどんと大きな声を上げて
ワンワンと泣き始めました。

声をかけようかな、と思った時に
お母さんが来て
「なんですぐに諦めるの?!」
「いつもそうやって諦めるから何もできないんだ!」
「もうお母さんは帰る!」

お母さんも激怒していました。

どうやら逆上がりの練習に親子で来ていたけど
うまくできないので、女の子が悔しくて泣き始めてしまい
お母さんが怒っているという状況の様でした。

娘がアワアワしながらその様子を凝視するので
私たち親子は場所を変える事にしました。

もしかしたら逆上がりの練習につきあうためにお母さんは
仕事をお休みしているのかもしれないし、
こう言ったことが何回も続いたのかもしれないし
理由はわかりませんが
私だったらどんな声掛けをするかなあ・・・と考えながら歩いていました。

娘も悔しいと泣くタイプの子なので
縄跳び・マラソン・けん玉・将棋・・・ありとあらゆるものの
練習中にうまくいかなくて泣いたことがあります。
今だって宿題がうまく進まないと悔しくて泣き始めたりします。

娘の場合は一度泣いてからグッと集中力が増すタイプなのを
わかっているので、泣き始めたら私は
お茶やちょっとしたお菓子を用意したりしてすこし休憩したり
私がやってみたりしてみます。
私があれやこれややっている姿を休みながらじーっと見てると
またやりたくなるようです。

「途中までいっしょにやってみよう」
私が補助して少しでも前進があったら
「できてるね」

面倒だけどこういう事の繰り返しで練習してきました。

私は不器用だし、運動神経も悪いので
「ママより得意じゃん!」と言うと笑って元気になることもあります。
子供のやる気スイッチを押すのって難しいですよね。

元の場所に戻るとその親子は帰ってしまっていました。
娘は
「私もできないから一緒にやろうって言いたかった気もする」
「だからずーっと見てたのか」
「でも知り合いじゃないし、変かな」と言っていました。

「今度またその子に会ったら行ってみたら?」
「でも 厳しいお母さんの元でたくさん練習して
今度会った時はめちゃくちゃうまくなってるかもよ!」
と話しながら帰りました。