【それから一年・・】子どもが貰ったお年玉どうしてる?我が家の子どもとお金の考え方

掲載日:2017年01月2日

あけましておめでとうございます。
ちょうど一年前このコラムを書いて、一年を通してたくさんの方にアクセスしていただきました。
やっぱりどの家庭でも「お年玉」は「子どもとお金」について考える機会なんですね。
では一年たって、結果を報告したいと思います。
結果は2016年に貰ったお年玉の約半分が繰り越しされました!
つまり、一年で1000円くらい自分で買い物をしたことになります。

個人的に一番良かったなと思った買い物が
姉 絵本のワークショップ(500円)
弟 クワガタ(羽が折れていて 380円)
です。
絵本のワークショップは、この一年たくさんの絵本を自分で描く
きっかけになってくれました。
クワガタは星になった先代に続き、毎日声をかけ大切にしていて
息子を成長させてくれました。

とても価値のあるお買い物で、
それは私が出してあげるものとはまた一つ違った意味を持っていました。

今年もまた、少しお年玉をいただいたのですが
自分たちで500円程度財布に加え戸棚に閉まっていました。
戸棚にしまった理由は
姉は「お財布に入ってるとどんどん使いたくなって苦しくなる」
↑なかなかリアルな意見です(笑)
弟「お財布を盗まれたら、困る」

自分たちで考えて管理している姿はとても頼もしく感じました。

北野武さんのお母様が、「お金は誰かに盗られたらなくなってしまうけど、
知識は誰にも盗ることができないから」
子どもたちに厳しく勉強し、知識を身につけるよう教育したという
エピソードを聞いたことがあります。

たしかにお金は使ったらなくなってしまいます。
でも良い使い方をすれば、それはその子の経験に、知識に、忘れられない思い出に
なってなくならないものになっていくんだな
と思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

↓2016年お正月に書いたコラムです。
212お正月お年玉をもらう機会もあり
毎回悩む「子どもとお金の話」。
我が家はまだ幼稚園生で普段お小遣いもあげていません。

子どもとお金の話は各家庭の考え方が様々で
本当に正解はないと思います。
小さい頃からお金を与えるな!派も
小さい頃から使わせて学ばせる派も正しいと思うのです。

大切なのは子どもに対して
・幼くても説明をする
・ルールがめちゃくちゃにならない
という事かなと思っています。

我が家でも今年は2000円程度お年玉をもらいました。
全額子どもに預けています。
そして「今は」こう説明しています。

・貰ったお金は楽しく使うこと
・自分が本当に好きなこと・ものに使うこと
・お金を遣う先はモノだけではないこと

我が家にとって「お金は楽しく使うこと」というのは大切なキーワードです。
「楽しく使う」というのは豪遊するというわけではなく
「後味が悪い」使い方はしないということです。

例えばよくあるのが「クジ」や「ガチャガチャ」の類だったり
ゲームセンターのゲームはある種、子どもにとっては
一番目が行きやすいのではないかと思います。
やる前はワクワクで楽しいのですが
終わってみると思ったよりも良くなかった、あっけなかった、つまらなかった
という事がほとんどなのではないでしょうか?

そんな時何か残念・つまらない・がっかり・・・
そんな気持ちになるためにお年玉をくれているわけじゃなくて
「楽しい」「ありがとう」「特別」そんな気持ちになってほしいからくれている
大切で意味のあるお金である事を伝えています。

自分の大好きなものを考える機会に

私は個人的に自分の大好きなものをハッキリと意識して生活すると
楽しいと思っています。
子どもの性格によって「大好き」がハッキリしている子とぼんやりしている子がいます。
ぼんやりしていても構わなくて今は色々探したりチャレンジしたりする
時期ですが、「自分のお金を遣う」事を意識させて
自分が本当に好きなものを考える機会にしています。

下の子は幼いころから好きなものがとてもハッキリしていて
戦闘ヒーローより車より「ペンギン」です。
なのでお年玉は「ペンギン」を選び抜いて1つ購入します。
今年は水族館で選びたいとの強い希望があり
わざわざ水族館まででかけて購入しました。

正直な所、誕生日よりクリスマスより
自分で買ったペンギンを一番大切にしています。

上の子は好きなものがぼんやりしています。
特に幼稚園での「流行」に敏感で
好きな色やキャラクター、好きな遊びまでお友達の影響が強く
「自分はコレが好き」というモノはあまりありません。

でも「作ること」が大好き
手芸や工作・料理などが一番心がワクワクする瞬間だといいます。
なので娘の使い方は「ワークショップ参加費」です。

お金はすぐには使わずに貯めていて
でもお財布は持ち歩いています。
自分が参加したいワークショップがあれば参加費を確認して
自分のお財布から自分で支払い
説明を受けて一人で参加します。

モノに使わなくても自分の好きな時間を体験できることは
素晴らしいことです。
「大きくなったらお金を貯めてイルカと泳ぎたい」とも言っています。
とても素敵なお金の貯め方だなと思います。

大人になると、ただ楽しんでお金を使うことが難しくなってきます。
楽しくないお金がほとんどになってきます。
それを学ばせる(貯金や運用について)のはもう少し先で良いかなと考えています。

最後に
貰ったおお年玉でこれを買った・これをした、楽しかったと
手紙で書いて相手に伝えます。
ここが一番大切なのではないかなと思っています。

お年玉はただのお金ではなくコミュニケーションの一種だと思うので
こうやってあげた側にも「何に使ったか」「どう思ったか」フィードバックがあると
お互いに良いと思うのです。