仲良し姉弟への道のり

掲載日:2015年12月2日

ゆうママです。いつも読んでくださりありがとうございます。

またまた嬉しいリクエストを頂きました。今回は、どうしたら姉弟そんなに仲良くなるの?ということで、我が家の姉弟仲良しまでの道のりを紹介したいと思います。

といっても、喧嘩もしますよ!!喧嘩もします。でも、仲良しです。

姉4歳、弟2歳の2人姉弟です。

いつもまわりから姉弟仲良しだね!と嬉しい言葉をかけて頂きます。

まわりから兄弟愛だねー!と言われる場面を一部紹介したいと思います…。

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ふたりで仲良く手を繋いで登園、お姉ちゃんお見送りの時にふたりで抱き合っていってらっしゃい、いってきます!!

外でお互いを守り合う、助け合う!!誰かに手を出されそうになると必ず間に入る!!

お互いをかばい合う!!叱られそうなとき、叱られているとき、必ずお互いをかばい合って抱きしめてなぐさめ合う!!

出来ないことはお互いに助け合う!
靴を履く、服を脱ぐなどのお手伝いは必ず上の子が手伝ってあげる!!
ママ一緒にきてー!という夜のトイレ、●●とってー!などのお願い事、必ず下の子が走っていって付き合ってあげる!!

どちらかが泣いていると、黙って抱き付く!!

などなどです。

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何で?と聞かれて、下の子が産まれてからの我が家を振り返ってみました!!

産後2カ月間は上の子は下の子を一切認めず、私(ママ)が下の子を抱っこするのも授乳するのもオムツ交換するのもすべて嫌がり、全力で邪魔をしていました。

夜中の頻回授乳の時期も赤ちゃんの泣き声がすれば上の子も大泣きで起きる…自分が抱っこしてもらえるまで泣き続け、ふたりが大泣きの状態で私の体はひとつ…そんな日々が続きました。いつまで続くのやら…と思った時期もありました。

2カ月が過ぎたある日、出産したときのビデオを見せました。娘の出産時のものと息子の出産時のものエコー写真も2人分、娘に見せながら、ふたりがお腹にいたときの話、出産の時の話、たくさんしました。

ビデオを見て、娘からの一言

「●●●(弟の名前)、可哀想・・・」

正直、何でそう思ったのかわからずビックリして、何で?と聞きました。

「○○○(娘の名前)は産まれてすぐにママに抱っこしてもらってる。ずっと抱っこしてもらってた。●●●(弟の名前)はママに抱っこしてもらってない。」

この時を境に、弟に対して凄く優しくなりました。弟として認めた瞬間だったように思います。

これ、何が起きていたかというと、娘はカンガルーケアしたんです。へその緒が繋がった状態で抱っこしてたし、そのまま2時間抱っこしてる間に旦那がへその緒切ったんです。

息子はカンガルーケアできない病院で産んだんです。娘と少しでも面会できるように面会時間が一番長い産院選んだので、カンガルーケアは諦めたんです。

それがこんな効果をもたらすとは…。それからというもの、赤ちゃんのお世話していても嫌がる素振りをしなくなりました。

これらの効果なのかはわかりませんが、2人育児が始まってからずっとずっと気を付け、実践していることがあります。

①上の子を優先させること。

お世話でどうしても下の子を見てあげなければいけない時は必ず上の子に「おしっこ気持ち悪いんだって。オムツ替えてもいい?」「お腹すいちゃったんだって。おっぱいあげてもいい?」など、まずは上の子に声をかけるようにしていました。

②下の子の前で上の子を叱らないこと。

危険な場合(飛び出しなど)を除き、極力下の子の前で上の子を叱らないようにしました。これは、小さいながらに上の子のプライドを傷つけないように、そして下の子が上の子をバカにしないように。例え姉弟でも、まだまだ小さい年齢でも、下の子が赤ちゃんの頃から気を付けました。

③「大好き」をたくさん口に出すようにしました。

「ママは○○○(娘の名前)が大好きだよ。」という言葉は息子が産まれる前からずっとずっと言い続けてきた言葉ですが、「●●●(弟の名前)は○○○(娘の名前)が大好きなんだね~。○○○(娘の名前)が遊んであげるとママがやるよりいっぱいニコニコするね~。」「●●●(弟の名前)は○○○(娘の名前)が大好きだから◇◇するんじゃない?」など、●●●(弟の名前)を主語にして話すようにしました。

④ママはふたりのママだから半分こ!

どうしてもママの取り合いは発生します。これは親ながらに嬉しいことではありますが対応が難しいところ。私は、取り合い以外の場面でもよく「ママは○○○(娘の名前)と●●●(弟の名前)のママなんだよ。」と口に出すようにしていました。取り合いになったときは必ずふたりを抱きしめながら、「ママはふたりのママだから半分こしようね。」と言いながら片膝ずつにしています。これが守れない場合は守れなかった子が後で抱っこに降格します。

⑤○○○(娘の名前)が●●●(弟の名前)へ、●●●(弟の名前)が○○○(娘の名前)へ

例え、私が選んだものでも、私が買ってきたものでも、何かものをとってあげるときも、渡す時は「●●●(弟の名前)からだよ。」「●●●(弟の名前)がお姉ちゃんに買ってあげてっていうから買ってきたよ。」「○○○(娘の名前)からだよ。」「○○○(娘の名前)が●●●(弟の名前)に持ってきてくれたよ。」と、姉弟の名前を出すようにしています。

⑥上の子への特別感

お姉ちゃんであることへの特別感を持たせるように日々工夫しています。お姉ちゃんだから●●してもいいよ。とか、いい意味で上の子であることにお得感を感じさせるようにしています。

⑦上の子とのふたり時間

下の子が寝ている時間は上の子とママの二人時間、ふたりで一緒に遊ぶ時間にしています。この時間を楽しみに眠い目をこすりながら下の子が寝るのを待っている時もあります。下の子が寝たときだけやっていい遊び(細かいパーツのビーズ遊びやはさみ遊びなど)を決めていて、この時間はお姉ちゃんだけの特別時間にしています。

⑧「お姉ちゃん」という言葉

娘に対して「お姉ちゃん」とは絶対に言わないようにしています。「お姉ちゃんなんだから…」なんて絶対に言いません。
私が娘を呼ぶときは名前で呼びます。でも、下の子にお姉ちゃんの話をするときは「お姉ちゃん」と言うようにしています。娘も弟に対しては「お姉ちゃんが●●してあげる。」と「お姉ちゃん」という言葉を使うようになりました。
これも上下関係をしっかりとさせたかったから。弟はお姉ちゃんを敬ってほしいという思いからです。

⑨下の子とのふたり時間

上の子が幼稚園に行っている間は上の子の前では見せられないような下の子とのイチャイチャ時間にしています。下の子の遊びにとことん付き合い、下の子が存分に甘えられるママを独占できる時間にしています。

⑩「ありがとう」とたくさん言い合う

姉弟の間でも助け合ったりかばい合ったときは、お互いに必ず「ありがとう」と言わせるようにしています。
私も、「お姉ちゃんを助けてくれてありがとう。」、「●●●(弟の名前)を守ってくれてありがとう。」とふたりに「ありがとう」をたくさん言うようにしています。

最近では私は悪者に徹することもあります。
例えば、下の子が遊び始めてまったく移動が進まない時、「もう来ないなら知らないよー!」とか言うと、「ママ、●●●(弟の名前)はまだ赤ちゃんなんだよ。置いていっちゃだめだよ。」と言います。「○○○(娘の名前)も行っちゃお?!」と言うと、「行かない!○○○(娘の名前)は、●●●(弟の名前)ひとりにしない!」と言って、弟のそばから離れず、弟を必死に説得します。

最近では歯磨きを嫌がる弟、靴を履くのを嫌がる弟、着替えるのを嫌がる弟、お風呂から出てこない弟のそばで必死に説得してそれをさせるのが上手になったお姉ちゃんです!!!!!

我が子ながら凄いなー!って思いますが、きっと私がこれくらいに距離を置いていた方が姉弟の結束力がつくのかな?!と思いながら過ごす日々です。