パパも拒否!究極の人見知り・場所見知りに悩んだ日々

掲載日:2018年10月11日

rcp1408003118ue0915a7b04888c893ccf653d980dc05ctffffffff何でこんなに泣くんだろう・・・
育て方が悪いのかな?過保護に育て過ぎてるのかな?
逆に愛情が足りてないのかな?
色々な人や場所に連れて行かないと!
・・・・

こんにちは。
最近久しぶりに長女の赤ちゃんの時のアルバムを眺めていました。
笑ってしまうほど、泣き顔ばかり。
このときは娘の「人見知り・場所見知り」に真剣に悩んでいたのを思い出しました。
今回のママコラムはそんな日々の回顧録と私なりの答えです。

3ヶ月から始まった人見知り


長女は第一子でとにかく「よく泣き」「寝ない」赤ちゃんでした。
まず最初の人見知りは3ヶ月位から始まって
パパが近づくだけで不安な表情になり、抱き上げようものなら大泣きして
私に代わるまで泣き続けていました。

その後、外出も多くなり一番困ったことが「買い物ができない」という事でした。
ベビーカーでスーパーに入ると、散歩していた時のご機嫌が一変。
他のお客さんが「赤ちゃんかわいいわね」と覗き込んだら最後
家に帰るまで号泣していました。

娘がわんわん泣いていると周囲の目が気になりました。
たくさんの人から「お腹すいてるんじゃない?」「寒いんじゃない?」「眠いんじゃない?」など
声をかけられると
お腹もいっぱいだし、さっきまで寝てた。オムツも濡れてない。
なのに、私はちゃんと育児していないと思われている・・・

と余計に辛くなりました。

これは今思うと被害妄想で
みんな私が大変そうだなと思って思いやりで声をかけてくれていたのだと思います。
でも当時の私にはそんな声かけが恐怖で
苦痛な買い物をやめ「ネットスーパー」や「生協」を利用するようになりました。

育て方が悪いんじゃない?と言われて 検索魔に


その後、生後半年を過ぎて支援センターや育児サークルに参加するようになっても
娘は泣いていました。
初めての場所なら帰るまで泣き・・
誰かが近づいて話しかけてくれるだけで号泣・・・
この状態なので私も中々友達もできず、
連れ出す事自体がストレスなのか
もしくはもっと連れ出さないといけないのか
答えのでない悩みでした。

そんな時、支援センターで出会った月齢の近い赤ちゃんのママに声をかけられました。
「良く泣いているね」
「人見知りで・・・」
「うちの子は人見知りしないから、みんなに可愛がられてすごく親孝行だよ」
「あまり構わなくてもご機嫌で遊んでくれているよ?ちょっと構いすぎなんじゃない?」
と言われたのです。
別に娘を否定されているわけではないのに
「人見知りする子どもは愛されないんだ・・親孝行じゃないんだ」
「やっぱり私の育て方が間違っているんだ」
と大きなショックを受けたのを覚えています。

もともと悩んでいたので、この言葉は長らく胸にひっかかっていました。
「人見知り 克服」 「人見知り 原因」 「人見知り いつ終わる」
などど検索しては一喜一憂して、
妊娠中の食生活が理由だったんだ!とか
核家族だからなんだ!など 
考えても仕方のないことを考え続けていました。

nakimushi

結局何が効果があったの?


 

そんなこんなでそんな娘ももう5才。
誰が娘を人見知りだと思うでしょう・・・?という位社交的・積極的(でもちょっとナイーブ)です。
では何が効果があったのかというと
ずばり、ありません。

1才を過ぎた頃からもう人見知りを克服しようなどと思いませんでした。
実際娘の場合 何も効果がなかったからです。
でも同世代の子ども同士なら泣かないと言うことに気がついて
自分も無理せず、娘も苦しくならないような場所やパターンを見つけて
日々過ごしていました。

でもひとつだけ娘が大きくなってから納得したことがあります。
とにかくよく見て覚えているのです。
行った場所がどうだった、あの人の顔が、服が髪型がこうだった、いつもと違った・・・など
親が見ていないところも詳細に見て覚えています。
泣いて私の後ろに隠れながら、よく見ているもんだなと感心します。
むしろすごく人にも場所にも興味があって、いろいろ見ていて
でも不安だしうまく出来ない、伝えられないことのジレンマだったのかなと思っています。

そういう事は親の私でも良くあるのですから・・・・

そして後日談をもうひとつ
私に「うちの子は人見知りしない」と言ったママですが実は親子ともに今も交流があります。
その子は1才半位から激しい人見知りが始まりました。
そして今度は逆に「赤ちゃんのときに構ってあげなかったから人見知りがすごい」
と悩んでいました。
でも2ヶ月ほどでぱったりと終わりました。

反応の大きさや時期の長さはそれぞれですが、
人見知りの時期はみんなに来ていつの間にか過ぎ去っていって
そのとき多くの親が「私の育て方が悪いのかな」と悩むものなのではないでしょうか?

今は自分の子どもだけが泣いて、他の子が泣かないいい子に見えても
育児期間という大きな幅のなかではみんなが経験していくこと。
そして親子で試行錯誤しながら諦めたり適当になっていく事は悪いとじゃないから大丈夫!
・・・だったんだなと過去の私に伝えてあげたいです。

そして泣き顔の写真や動画を失敗だと消さないで、もっと撮っておけば
良かったなと思います。
笑顔のものとはまた違ったよさがあって大切な宝物です。

今人見知りで悩んでいるママもぜひ撮りためておくことをおススメします。

こんな論文も見つけたので興味があればどうぞ→

赤ちゃんの「人見知り」行動単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤