我が家のお小遣いのルールと私の情けないエピソード①

掲載日:2016年07月19日

23291以前お金のルールに関してこんの記事を書きました。
子どもが貰ったお年玉どうしてる?我が家の子どもとお金の考え方

ここにもあるように
子どもにどうやってお金について学ばせるかは人それぞれです。

お金はある程度
実物を使って失敗したり成功しないと
学べないと私は考えています。
ただそれをいつからスタートさせるかはその家庭次第です。
数字が読めるのが前提だと思います。

100円の価値を実感できるまでは
子どもは
「おおきいもの、かさのあるもの、量のあるものが高い」
なんて思っていたりしますし、
数字とそのお金の価値を感覚的に結びつけるのは結構大変です。

私は自分の体験から
子どもには早くお金を扱わせようと思っていました。
ただし、ルールの元で、一緒に考えながらです。

私は小学生の頃、両親ともに忙しく鍵っ子だったのもあり
小学校1年生から定額のお小遣いをもらっていました。
お腹がすいたとき用に、とくれていました。

でも、後先考えない私は
月の初めにすぐに使ってしまっていたのです。
使う内容はお菓子や文房具や本です。
そんなこと親に報告もしませんし、親も聞いてきませんでした。

あるとき、
母親が急に仕事が遅くなってしまい
兄弟2人で夜ご飯を見繕ろわないといけなくなってしまいました。
「19時までには帰るから、あげていたお小遣いで2人分のご飯買っておいてね。
危ないからレンジや火はつかわないで、近くの売店で買ってね」と。
まずい!と思いましたが
小銭を数えても100円ありませんでした。

自分はしかたないので我慢できても、弟が可哀想です。
17時を過ぎると弟から「ご飯どうするの?お腹すいた~」と言われて
仕方なく小銭がはいった財布だけもって近所の売店まで行きました。
バナナやパン、お弁当・・・買おうとしてもお金が足りません。
あとたった20円、30円足りなくても手に入れる事ができません。

「あの時の駄菓子を買わなければ・・」
「そもそもちゃんと使わないでおいたら・・・」
「どうでもいいと思っていた30円が、いまとっても欲しい」
初めての後悔。
弟に「買えるものがない」謝って
あまりのみじめさと情けなさに売店での帰り道泣いてしまいました。

お金がないと、こんな想いをするんだ
必要なものを必要な時に買えないんだ

この記憶は今でも胸に焼き付いています。
思い出すと今でもみじめな気持ちになります。
結局帰宅した母親が泣いていて空腹な二人に驚き、
また自分のお小遣いのあげかたや
ルールが悪かったねと怒らずに謝ってくれました。

でもこの子どもの頃の失敗が
その後の金銭感覚や仕事観にもかかわっていると思います。
逆にこの失敗があったので
その後大きな失敗をしていないと思っています。
そして、自分でお金を稼ぐようになってからは
より実感していきました。
今も試行錯誤中ではありますが・・・

よくわからずに受け取っていた
お金の価値。
でも1円でも足りなければ必要なものが買えない。
この経験をしたのが小学校2年生の時だったと思います。

そして我が家では3歳頃から本物のお金を使わせるようになりました。
ただし、様々なルールのもと
練習しています。
もちろん偽物のお金で遊び事もありますよ。

ルールはその2に続きます。